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2019/08/07
「その保険、必要ですか?」老後の保険貧乏を回避するっ!
定年を控えた50代とか、すでに定年を迎えた60代再雇用の人とかの将来設計の場合、
「この保険は、本当に必要ですか?」とお聞きすることが、割と、あります。
というのは、
・若いころ(結婚して子供ができて、その頃に保険見直してから)
そのまま放ってある人
・定年退職で、組合(共済や会社関係)の保険をはずれて慌てて入った人
なんていう方が、結構いらっしゃるのです。
例えば、私はこうお聞きします。
「今、ご主人が亡くなって1000万円の死亡保障が必要ですか?」
「むしろ、困るのはご主人の方じゃないですか?」(←例えば、一時的にもヘルパーが必要とか)
「だったら、ご主人1000万円よりも、ご夫婦で500万円ずつの方が安心感が増えませんか?」、 なんていう感じ。
※ もちろん、子供がいる/いない/同居とか、
さらに上の親(義理親)がいるとか、
その相続もありそうとか、お子さんがまだ学生で
まだまだ教育費が必要とか
・・・いろいろなパターンがあるので、いつも「この保険は、必要ですか?」とお聞きするわけではありません。それでも結構あるのがこのパターン。
実際、若い方(例えば30代)の「住宅ローンのご相談」では、提案書を作る際に、
「50代になってお子さんの進路がはっきりしてきたら、保険を解約・減額するなど見直しましょう」
書くことは結構あります。
というより、そもそも最も保険が必要なの時期はライフプランでは限られています。
・お子さんが生まれたとき=将来の教育費が分からないから
・教育費が実際に家計を逼迫するのは、たいてい、高校大学時。
で、やっと本題です。
50代・60代で、「この保険は、本当に必要ですか?」「あなたが亡くなって1000万円もらう必要ありますか? それよりその保険料で日々の生活を豊かにする方がよろしいのでは?」
もちろん、この世代になると、持病も出てきたりするので、「将来が心配」と死亡保障はもとより医療保障が気になる方もいらっしゃいます。
ただ、再雇用や年金生活になれば、収入が減るのがほとんどなので、高額療養費制度で賄える部分も相当あります。
→ はっきり言いますと
それなりに貯蓄があれば、「保険やめなさい」ということの方が多い(^_^)
むしろ私が気になるのは「ガン家系」、それと本当の持病(透析とか難病とか)で継続的な治療が必要で通院が大変な場合です。
ただまぁ、一般的には
「その保険、必要ですか?」という場面は多いのです。
~~~(逆のことも書いておきますね)
それなりに預貯金のある人の場合、
「一時払いの死亡保険、これは、名前のつくお金になりますよ」
とも言います。(相続税がかかる人の場合、節税になることがほとんどですしね。)
例えば、将来、自分の面倒を見てくれる人を保険金の受取人に指定する。
(今はまだ長男か長女かはっきりしない、というような人)
最終的に受取人を変更する!
このお金に名前がつく機能は、結構便利な機能です。
本当かどうか知りませんし、個人的には、ウソ臭い話だとは思ってますが・・・
毎年正月に、集まった子供たちの前で、
「今年の遺言状はこれ!」とみんなに封筒だけ見せる親とか、
「今年は、受取人を〇▽にするし」と宣言する親
っていうのも聞いたことがあります。
まぁ、こういう機能もあるのが、死亡保険の受取人。
とりあえず、“老後の保険は、現役時代と意味が違う”ということを覚えておくことは、決して無駄なことじゃないと思いますョ。
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