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2019/05/08
メルマガ2013年10月号~京都のFP竹本
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【暮らしとお金のアドバイザー】
ライブリフッド プランニング メルマガニュース
(2013年10月号)
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10月になりました。朝晩はすっかり秋っぽくなりましたが、今日の京都の気温も30℃、かなり暑い秋です。春には出番の無かった7部袖シャツが結構着る機会があって嬉しい♪
でも早くGジャン着て~♪ でももうブーツ履いたりしているファッション頑張りやさんも多くなってきました。“ファッションは我慢!”らしいです。
【今月の目次】
●中国株 1年で5割~6割増
●消費税増税 5→8%は確実、10%は未定
取り残された年金生活者
●今後30年、「置き去りの年金生活者」(その2)
●老後、取り残されないためには(解決策)
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◆中国株 1年で5割~6割増
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昨年の10月のメルマガを見ていたら、昨年は“中国デモ・暴動”のことを書いていました。同時に、「中国株買いかも? でも先が読めないなぁ」と自分で記してありました。
そこで、中国株式ファンドの上昇率を調べてみたところ、大体が「5~6割増」!
これで読みが当たっていると言いたい所ですが、“失敗”です。
日本株、すなわち、日経平均も6割アップ。これなら、日本の個別株の方がマシだったという結果。
為替リスク・国外情勢リスクを考えると、状況が好転してもっと上昇していても良かったのにそうはならなかった、という読みの失敗。
日本からの中国投資が3割減となっています。世界の工場たる中国の終焉。人件費高騰によるコストメリットの急減、それに、シャードーバンキングや中国政府の引き締め策、など、以前とは上昇スピードが格段に下がっています。習近平指導部の実力はまだ発揮されていないと見る方がいいでしょう。かなり厳しい状況であると思います。
ですから、株価が上がったのは、世界的な特に欧州不安が減退したことによるものだけ、だと結果的には言えますね。
そして、最近騒がしいのがアメリカの緩和縮小とねじれ国会です。
新興国から資金が逃げ出し、あわててFRBも緩和縮小の慎重論を唱えたり、債務上限問題も解決していません。せめぎあいの途上であります。
日本の日銀黒田総裁の異次元緩和政策も、今後、同様の道を辿る?(すなわち、異次元緩和の縮小をどうやって行うか? その時の波乱は?)と懸念する声が、もう既に出てきていますが、日銀政策はまだ始まったばかり。
それより難問が、消費税問題です。
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◆消費税増税 5→8%は確実、10%は未定
取り残された年金生活者
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ここで書くまでもなく、来年春の消費税5→8%は確実です。本日安倍首相は決断を記者会見する予定です。でも皆さんご存じのように何度もアドバルーン的ニュースが流れていて、現在は、増税による景気悪化の代替策をどうするかのメニュー作成段階に入っています。
問題は、来年春以降に景気がどれくらい落ち込むか、これをどうやって食い止めるかという所で、所得が増えるのか増えないのかという点に焦点が集まりつつあります。
で、悪影響しかないのが年金生活者。下に書いたように年金の引き下げ、それに、社会保障の国民会議は、「高齢者内でも所得差があり、所得の高い人は、応分の負担をすべき」という結論の元、早速、いろいろな施策の検討がはじまりました。
1)資産のある人への老人ホーム入居援助の廃止
2)介護世帯のうち、高(中)所得者の介護負担割合2割の創設。
(モデル世帯 夫280万円 妻80万円の世帯
今まで1割負担→2割負担)
3)低い介護度の入居拒否
(特養老人ホームの入居を要介護3以上に絞る)
などなど。
3)について補足しますと、
現状で都市部の「老人ホーム待ち人数」は「定員と同じくらい」という地域が存在します。つまり、今ホームに入っている人全員が亡くなるかどこかへ引っ越さないと入れないという状況です。保育園の待機児童より酷いし、1年待ち・2年待ちの状態。
はっきり言えば、軽度の痴呆で多少の障害があっても家族がいれば、永遠に入れない状態です。これを「施設より家庭にいる方が望ましい」という一言で施策がすすんでいないのが実情。(←良いとか悪いとか言う以前に予算の面で進んでいないのが現状)
低い介護度が入居できないとなると、完全に取り残されるのが
“体は丈夫だけど、痴呆が進んだ老人”です。
徘徊・食事やお金の管理が出来ない・病院にも自分一人では行けない。こんな人をどうするかが、取り残されることになります。
子供も老人も社会的弱者、これをどう面倒見るか?
保育所・・・・幼児は社会みんなで見守りましょう、
ではなく待機児童解消、保育所の整備、
に舵をきりました。
老人ホーム・・痴呆老人はこれからはホームには
入れないので、社会で見ましょう
→まだ道筋が見えません
ちょっとやそっとでは解決できないのに、老人は確実に(今後30年ほどは)増え続けます。
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◆今後30年、「置き去りの年金生活者」(その2)
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ここお金の話です、大事です。これから年金生活になる人は覚えておきましょう。
年金特例措置の解消で、3年掛けて2.5%引き下げられます。(←過去選挙対策で物価下落したのに年金を引き下げなかったという、払いすぎていた分)この10月は1%分の減額です(12月の支給分より)。
で、もっと長期スパンで見た時に、年金財政・医療財政をどうやって破綻させないか? 今政府の考えている(と私が思う)ことです。
現状、少子高齢化で、社会保障費は「1兆円」ずつ自然増、していきます。
つまり毎年1兆円の税源を増やさないと破綻するのですね。
現政権は、2%の経済成長を狙っています。2%アップすれば、税収は1兆円増えます。これで万々歳と言いたい所ですが、でもこれだと他に回す予算がありません。
ですから、年金マクロ経済スライドで、年金の方を1%下げます。
(本来なら、2%物価が上がれば、年金も2%上がるはずなのですが、1%引いて、2%-1%=1%だけアップ)
10年経つと、大体年金額が実質1割ダウンするようなそんな目論見です。
年金支給総額40兆円、1%ダウンなら4000億が浮いてくる。
しかし、実はこれでもまだ足りません。金利が上がるからです。膨大な国の借金(現在1000兆円)、1%金利が上がれば10兆円の金利負担。(ま、長期国債も多いのですぐに金利負担が増えるわけではないけれども、徐々に首を締め付けることになる)
だから、これまで同様に、保険料アップや給付のダウンを徐々に進行させて、30年間うまくやり過ごせれば、なんとか破綻は避けられる。
(毎年2%成長なら、国の財政自身も膨らみますし。。。とは言いつつ現在100兆円規模の国家予算で今年は数年分を先取りするかの如く、すでに予算が膨れあがっています。)
—-
難しいこと書いてしまったので結論だけ書いておきます。
目論見通り、経済成長して30年経つと、
★★ 年金は3割ほど下がっていますよ~!!!
★★ 物価上昇に追いついていなくてそれくらいの価値!!
ってこと。つまり、月15万円の年金が、10万円になっています、ってことです。
結構厳しい状況ですが、でもこれが、現状ほぼベストのソフトランディングだと私自身は思っています。(もっと最悪のケースも考えられますし、逆にもっと楽観的に日本のGDPが急成長するなんてのも考えられないわけでもありませんがこんなところでしょう。これが上手くいかないなら、年金支給年齢引き上げをドカンとやるか、支給水準の引き下げorドカンと何かの増税しかありません。
結局、債務が1000兆円ある日本が破綻しないのは、もっと増税できると外国勢は思っているからに過ぎません。(と思っています)
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◆老後、取り残されないためには(解決策)
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個人的な話ですが、今、本を書こうとしています。「老後のお金の本」。実は昨年くらいから徐々に話を始めているのですが、サンプル原稿を見せたら編集者の人から、不安ばかり煽ってもそれの答えがないと本になりませんよ、と言われました。当たり前ですね。だから、この項、「老後を取り残されないためにする解決策」です。
—-結構厳しい年金生活の将来をどう解決するか?
(1)年金額同等額を1%で運用することを心掛ける
経済成長2%時に、株や投資信託で2%以上の収益を取ることはそんなに難しいことではありません。ですが、皆さん(私も含めて)欲を出して、リーマンショックのような“急落にあって慌てて”しまうのです。
年金額が1%減る、、、、これが分かっているなら、年金額1年分(例えば200万円)の貯金を1%で運用すれば、その運用益で生活費を補填すれば、実質の生活は変わりません。年金額2年分(例えば400万円)なら0.5%で運用すればいい。そんなに難しいことではないでしょう。
歴史を見ると、5年前のリーマンショックで株価半減、5年たって戻っています。この1年では6割アップ。
→タイミングを間違えなければ、そんなに難しい事じゃない!
(2)急落があるものと思って、現金資産を管理する
その次に大事なこと。リーマンショックのような“急落にあっても慌てない資金”であることです。逆に、急落時は投資の絶好のタイミング、これを逃さず再投資できるくらいの余裕をもって(1)を心掛ける。、、これもそんなに難しい事じゃないですね。
(3)殖やすことより、使うことから考える
1000万円の貯金で100万円儲けられたら旅行に行こう、なんて考える人がいます。結構います、でも、先に、100万円で旅行に行って、残り900万円の資産で運用を考える方がきっと幸せになります。4000万円の資産がリーマンショックの時に2000万円の資産に半減してしまって、気落ちして、さらに病気になって、、、、、と言う方がいらっしゃいました。先に元気なうちに楽しんでいた方が、思い出にもなって絶対幸せだと思います。
旅行・リフォーム・車買い替え
・・・・ライフイベントを先に予定しておく。
→ 幸せなライフプランの第一歩です。
これに合わせて、(1)の生活費補填を予算化しておけば、老後は確実なものとなります。そうでなければ、「年々、税金が増えた・負担が増えた」と嘆く老後になるかもしれません。
もちろん余裕資金が、もっとある人は、もう少しリスク資産に回してもいいでしょう。成長過程なら余裕資金の増額が期待できます。「当分使わないお金と余裕資金は根本的に違う!」、是非覚えておいて下さい、本当の余裕資金だけで投資して下さい。
今回は少し長くなってしまいました、m(_ _)m
寒暖の差に負けて、結構重い風邪を引いてしまいました。1週間が吹っ飛んだ感じ。さらに、無線ルーターが壊れてしまって、1週間吹っ飛びました。(;_;)
しばらく、有線で面倒くさく繋ぎ変えてやっていたのですが、実は、ルーターを壊すのは実家と自宅と合わせて3台目、やっぱり雷でしょうか?
でも今、ルーターって安いんですね。新品でも2000円、昔は5倍くらいしたような
気がするんですが・・・これもデフレの産物?
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ライブリフッド・プランニング (竹本隆之)
http://www.livelihood.jp/
〒616-8106 京都市右京区太秦森ヶ西町18-2-406
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