私がライフプランを作る時に、意識していること。

　それは、そのお金がクライアントの「思い出・自信・信頼」に繋がっているかどうか、ということです。
　
　例えば、住宅ローン。
「この額を組んでも大丈夫ですか？」
　
　その家が無ければ「思い出」も「自信」も「信頼」にも繋がらないのなら、低めの安全圏でお答えします。
　
　だけれども、
　
「子どもと親が一緒に遊べる時間は、小学生まで。その思い出のために新しい家を作りたい！　他のものを犠牲にしてもそれが大事」
　
というのなら、少々無理なローンでもＯＫします。
（他のものを犠牲にしても、という点が重要です）
　　
　　　お金＝富　ではありません。
　
「大手術した後、しばらくは闘病生活でしたけど、スポーツクラブに通って少しずつジョギングをはじめて、今年初めて、ホノルルマラソンに行きましたっ」

という方もいらっしゃいました。（これは、「自信＋思い出」に使った例ですね。）
　
　自分への投資で、資格を取るというのも、一種の「自信＋信頼」へのお金の使い方だと思います。
　
　
　お金は使ってはじめて、富に変わります。
　
　　・長期にわたるローンも同じ
　　・毎月の給料やボーナスも同じ
　
　お金を「思い出・自信・信頼」につかってこそ、富に変わるのです。忘れないでくださいね。
（だから、私の作るライフプランでは、できるだけ、○△記念（入学・卒業・退職などなど）に使えるお金をいれるように心がけています。）　
　なぜなら、ゆとりある生活には、三つのゆとりが必要だからです。
　
『心のゆとり・時間のゆとり・お金のゆとり』
　
　この三つのゆとりが揃って、楽しい生活ができる！！

　それを、「思い出・自信・信頼」に変換していく作業、それも、クライアントとの対話を通して作り上げる共同作業だと思っています。
　
　それを提案書に可能な限り盛り込むのです。