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2019/07/10
郵便局の保険契約、俺も引き延ばされたことがある
今、テレビニュースで話題の「かんぽ生命の不適切営業問題」。すなわち、
・解約→新規、の乗り換え事案で、成績アップのために空白期間(無保険期間)をあえて作っていた問題(報道によると4.7万件)
・同様に、解約を遅らせて、数か月間、二重払いさせていた問題(報道によると、2.2万件)
何を隠そう(いや、隠すつもりも隠さなきゃいけない理由も全然ないのですが)、
私も契約を引きのばれた経験を持っています。
時は、まだ、日本郵政公社時代です。 ( だからおよそ15年ほどまえ。日本中が郵政国会で揺れていたころの話 。 )つまり、小泉首相の「自民党をぶっ壊す」フレーズとかで、郵政解散とか政界再編が進んでいたころの話。
生命保険の予定利率が引き下げられると聞いて、終身保険を新規契約に行きました。
→だって、利率のいい貯金になると思ったから。
近くの郵便局の本局に行って新規契約♪
「日本郵政の真新しい看板だぁ」と思った記憶があります。
で、当然、告知義務の書類を書いて、毎月の引き落とし口座も記入して契約終了!
だけど、ひと月ほどたって通帳を記帳すると、予定された引き落としがされてない!(・・・なぜ?、と私)
連絡を取ると、
「ご確認させていただきたいことがありましたので、2度ほどご訪問させていただきましたがお留守だったので、手続きが止まっています」とのこと。
→たしかに、「訪問した」という手紙が入っていたのは事実。だけど、手続きが止まっているとか、ご連絡くださいとかは書いてない。
「予定利率が変わるって報道されているのに、この対応は変だろう。」
ちなみに、その時の予定利率引き下げで私が被る損失は、 (一千万円くらい の終身保険だったと思う ので)100万円くらい。
「この額なら、裁判してもいいぞ!」っと言ってやった。
(・・・ま、はっきり言うと中途半端な額ですね。少額訴訟か?)
で、結局、局長名での謝罪文書をもらって、かつ、一度も引き落とされないまま、即解約することで、私の記憶から無かったことにしました。
保険営業さんとお話ししていると
「折角、新規加入が取れたのに(リストラとかで)解約になって、今度のボーナスが激減なんです。」とか
「とりあえず、ノルマ足りないから一件入って」とか
同様に、親しい親族・友人なら
「1年間だけでよいから一番小さな保険にはいってくんない? 月2000円の保険料は俺が払うから。」
こんな話は、珍しくありません。
でも、今回のこのかんぽ生命の問題=冒頭の問題は、顧客無視の行為! しかも、数が多い!
・過去、年賀状やふるさと小包とかでノルマ問題が叩かれ
・投信販売でもいろいろあったり(→これ、まだまだ出てくると思う)
・生命保険でも今回問題発生
同じようなことは、どこの金融機関や保険会社・証券会社でも、多かれ少なかれ、あるとは思うんです。
「来月のほうが、(数百円だけど)得しますよ」とか、逆に、
「今月のほうが、年末調整で得しますし」とか
でも、「地域密着の郵便局♪」ですっ!
・・・大昔は、いつも配達にやってくる兄ちゃんに、「年金出してきて」と頼めたり、「お子さんやお孫さんに保険どうですか?」とパンフレットを置いて行ったり
こういう歴史というか、逆に、弊害というか(・・・田舎ほど強かったりする)
随分変わってきたとは思うのですが、まだまだなのかなぁという印象なのです。
郵政三事業の「かんぽ生命」に変わっても、まだまだ引きずってるんだなぁって感じです。
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