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2019/05/10
メルマガ2014年11月号~京都のFP竹本
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【暮らしとお金のアドバイザー】
ライブリフッド プランニング メルマガニュース
(2014年11月号)
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一雨ごとに寒くなってきました。布団と毛布を冬用に変えて、電気毛布もひっぱり出してきました。
足元電気アンカの利用期間、今年も短かった ←お役目ご苦労。
インフルエンザの予防注射、予約始まっています。この前予約してきました♪
(あれ打つと、しばらく3時間くらい、ぼ~っとして仕事にならないんですよね~)
さて、【今月の目次】
●円安・株高、良いニュース?!
●理由は、「GPIF積極運用」と「日銀追加金融緩和」
●アメリカは、金融緩和終了
●さて、消費税10%アップの判断は?
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◆円安・株高、良いニュース?!
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昨日、10/31、円相場が急変 \(◎o◎)/!
109円台から112円まで、一気に3円ほど円安になりました。当然ながら他の通貨に対しても円安。ユーロも3円ほど一気に円安です。
日経平均は、7年ぶり高値上昇! こちらもビックリ!
一時800円越えの 16,413円(前日より、755円高)
このところ、急激な円安が悪影響をもたらしている、なんて言う人もいて、それでも黒田日銀総裁は、やや強気に「確かに悪い面もあるが、良い面の方が多い」と発言していました。(急激な円安は困る!っていう人多いのにね~、ホントにもう。)
株価と円相場。何があったかというと、次の二つのニュース。「GPIF積極運用」と「日銀追加金融緩和」です。
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◆まず、「GPIF積極運用」
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GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)、あまり聞き慣れない名前です。公的年金の積立金であるおよそ130兆円の巨大資金を運用する法人のこと。
130兆円というと、もの凄く巨額だと思うかも知れませんが、年金は毎年40兆円くらい支払っているので、3年分です♪ 実際には、現役世代の保険料が半分はあるので、8年分くらい相当の積立金。(ちなみに、運用が上手くいかなきゃ、20年以内にゼロになります。そう考えると、そんなに巨額でもありません。。。。でも一度くらい、現物の札束を見てみたい(^_^;) 想像できません。)
いままでは、日本国債中心の安全な運用でしたが、方針転換。だって、国債だと金利つかないから。株式や外国債券も積極的に運用に取り入れるという話。
いままでも、一部は運用していました。比率が変わります。
国内債券 60% → 40% 国内株式 12%→25%
海外債券 11% → 14% 海外株式 12%→15%
その他 短期債券5%程度
(数字は、予想値@いろいろなニュースより)
例えば日本株式を1割増やすと言うだけでも10兆円を越えるお金が株式市場に流れ込みます。だから、株価が上がる。外債を買うと言えば、それだけ円が売られてドルが買われます。なので円安になる。
、、、こういう目論見で他の人も動くという訳。
この目論見で!という部分は大事なところ。まだGPIFは動いていません。
でも、「そうなるだろうなぁ~」ということで相場は動くのです。
問題もあります。リスク資産が増えるのですから、損失したら誰が責任取るのか?
誰も責任取りません。ま、トップくらいは交代するでしょうがその程度。かつて、民間の年金基金破綻でも、リスクのつけは結局、受給者が受けます。
もう一つの問題。政府が関与していますから、恣意的な資金流入が将来的はおこり得るということ。どこかの業界の株を買うとか、特定の国を支援するとか。前に、中国保有のアメリカ国債を売って暴落するかも、なんていうニュースもありました。外交的な材料にもなりうるわけです。(←これは今すぐの不安はなさそうですが。)
※(外債の相談を受けた時)
私、資産運用は具体的な提案はしないのですが、5年以上使わない資産で為替リスクを取れる方には、それなりに奨めています。
「外国税額控除」がある、「長期保有の特典がある」など税金面から。(ドル積立の終身保険・年金保険なんかは素人でも取っつきやすい金融商品です。)
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◆次に、「日銀追加金融緩和」
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GPIFの積極運用のニュースと同時にあったニュースがこれ「金融緩和」!
黒田総裁になって、異次元バズーカ砲と言われた金融緩和が2年前。すなわち、日銀が自ら国債や株式・ETF、それにREITを買って、市場にお金を回す。
円安が一気に進みアベノミクスと騒がれる毎日でした。今回は、この規模を拡大するというニュースです。今まで60兆円~70兆円規模だったのが、積み増して80兆円程度にするという話。
これも、買い手が増えるという事で上と同じ。株価が上がって、円安になる。
消費税10%アップの判断を前に、イマイチ、経済指標が良くない。物価は上がったけど思ったほどじゃない。賃金指数はむしろ低下。
政府から圧力が掛かる前に、日銀としてはやることはやったぜ! と先回りした様な気がします。
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◆アメリカは、金融緩和終了
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一方で、一日前に、アメリカ中央銀行では逆のニュースがありました。
FRB(連邦準備理事会)の金融量的緩和の第3弾(QE3)の終了宣言です。
このQE3は、約2年間でしたが、元々は、
・サブプライムローン問題が、2007年
・リーマンショックが、2008年
途中、ヨーロッパ危機(ギリシャとか)とか、アラブの春とか、自民党復活、日銀の黒田バズーカ緩和とか、新興国不安とか・・・
ま、約7年間でいろいろあったわけですが、「アメリカ経済、順調に回復!」というメッセージですね。7年でアメリカがよく立ち直ったという感じ。次は、「ゼロ金利解除がいつか?」が話題になってます。
この間の円ドル相場は、
1ドル=120円(2007年)→75円→112円(現在)
先の日本のニュースでは、これに対比されることで、より敏感に動いた感じもします。
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◆さて、消費税10%アップの判断は?
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政府は12月中に、消費税アップの判断をすると言ってます。
近いうちにブログにも書く予定ですが、いろんな経済指標はイマイチです。消費税アップをすると経済失速の懸念がありあり。
【○】 地価上昇・雇用指数(失業率・求人倍率)もほぼOK
鉱工業生産指数もほぼ○
【×】 消費支出は減少、賃金指数も低下、消費者態度指数×
肝心のGDPも少し悪い結果になりそうな気配
先読みするのが株価と言われますが、昨日のアップは、「官製相場」です。きっと、どこかの週刊誌あたりは、「暴落の兆し」とか「サラリーマンを苦しめる施策の前準備」「恩恵は富裕層だけ」とか、書いてくるでしょう。
株価が果たして持続するのか否か? 消費税はどうなるか?
消費税アップ!
「あるか・ないか」「するか・しないか」ではなく、まず、可能性としては、できるのは「延期」だけ、ですよね。「無しにする」ってことは絶対無い!のは同意して頂けるとして、その上で、、、、私は、予定通り実施!と思ってます。
なぜなら、少々税金アップしても困らない人が政治を決めているし、予算が増えた方が、省庁の予算も、大臣の権限も増えるわけで、逆の事なんてしない。むしろ、法律をもう一回通す困難さの方がハードルが高い。逆に、補正予算や他の施策で、さらに予算も権限もアップ! って考えるのが普通。
消費税を上げたら、政権を失うか? と言えば、それほど野党は強くない。与党が恐れるのは政権を失う事であって、国民の生活ではない。
賃金指数が低下したのでその分消費支出も低下、と言う事は簡単に言えますが、賃金はバブルの途中の頃の数値と同じです。なのに消費支出が低下しているのは、まだまだマインド的に景気が回復していないという事。むしろ、将来不安が増している。
政府に求められるのは、「景気回復」→「将来不安の解消」です。これが本当の安心で安全な国家。で結局は、プライマリーバランスの健全化(国の借金が減り始める)、、、だって、年金制度いつまで持つか?なんて思ってる間は消費は増えないと思ってます。(当時まだ、グリーンピア問題なんて無かったですし。
・・・ところで、消えた年金って1/3くらい消えたまんま終わっちゃいました(涙) 残念です。
プライマリーバランスは、来年2015年度は「増える赤字を半分」が目標でした。それもどうやら危うい感じ。(財政的に)安心な国家はまだ先が見えません。第3の矢・オリンピック、経済の起爆剤になってくれればいいのだけど。
エネルギー問題も大きな問題です。(経済は、エネルギー量に比例する)。アメリカが数年で復活できた理由の一つには、シェールオイル革命があったという点も大きな理由です。太陽光をはじめ自然エネルギーは、石炭火力の3~4倍の価格だから、革命するにはほど遠く、10年では無理。
どんな将来像を描くのかがあまり見えない所に今の与党の危うさが。(でも野党だともっと見えない・・・国会議員は偉い人!だったのはいつまでだったのでしょうかね~)
最近、与党の支持率が下がってますね~。これ、株価的には悪い材料かも。
来週アメリカの中間選挙(日本に関係するのはTPPと防衛問題)、来年には国内地方選挙。。。どうなるでしょうか?
先日、夜の10時半に電話がありました。「こんな時間に誰?」と思いきや、無作為抽出の世論調査「今、国会が解散したらどこに投票しますか?」ってやつ。最初の録音音声を聞きそびれたのでどこからの電話か分からなかったのですが、こんな時間にかけてくるなよ! なんて思ったのでした。
(まだまだ寝る時間じゃないんですが、友達とかならともかく、知らない人が電話する時間じゃないだろ、みたいな・・・済みません 愚痴でしたっ)
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ライブリフッド・プランニング (竹本隆之)
http://www.livelihood.jp/
〒616-8106 京都市右京区太秦森ヶ西町18-2-406
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