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過去メルマガ2011年10月号~FP竹本隆之
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2019/05/06

過去メルマガ2011年10月号~FP竹本隆之

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 【暮らしとお金のアドバイザー】
  ライブリフッド プランニング メルマガニュース
                 (2011年10月号)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

いやはや大変な台風が日本列島を通過していきましたが、そのおかげか季節が
変わってきて、やっと秋を感じる季節になってきました。うちの近所に幼稚園が
あるのですが、この季節は運動会の練習でとてもにぎやかです。お迎えのお母さま
たちもニコニコ笑顔になっています。

 【今月の目次】
  ●長男は行方不明、次男夫婦には子供がいない、跡継ぎをどうする?
  ●円高!! 日本の情熱は?
  ●地価、まだ下がる。
  ●投資信託も下がっている?!
   いつもニコニコするお金の使い方。
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
●長男は行方不明、次男夫婦には子供がいない、跡継ぎをどうする?
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最初に聞いたのはこんな話。

 「長男夫婦には子供がいるけど、長男が行方不明。
  次男夫婦と私は同居しているけど、子供がいない。
  いまやっている農業は次男と孫(長男の子)に継がせたいので養子にしたい」

行方不明ってねー。。。。。。
生命保険の受取人になっていないの? 相続になったら長男いなかったらハンコ
貰えないしどうするの?不在者管理人を裁判所に申請する?
養子にしたいってのは、次男の養子?それとも自分の養子?(←孫であり子になる、
これ相続税対策をする人もいます。)
こんな想像をしていたのですが、でも違いました。

 「で、次男さんはどうお考えで?」
 「いや、わしが思っているだけ」

うーむ、これでは話を進めるわけにはいきません。ひょっとすると次男さんは子供を
作る気があるかもしれないし、他の従兄弟とかから養子、なんてことを考えている
可能性もあります。ある日突然長男さんが現れる可能性もあります。だいたい行方
不明と言っても単純にしばらく家に帰ってこないだけの場合もあります。それは
もとより、まずは家族で話し合ってもらわないと話になりません。
特に次男さんの考えは大事です。(←誰だってそう思うと思うのだけど)

早々にお帰りいただき、FPの出番は無かったという話、でした。ちゃんちゃん。

でも世の中には、一人で話を決める方・一人で悩む方、周りのことは聞かない方、
実際にはいろいろな方がいらっしゃいます。。。その部分までは中々口を挟めませ
んが、それでも、
「その順番で、話、進めてていきます!」なんて言われると、嬉しかったりします。

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●円高!! 日本の情熱は?
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経済の話。
この1年何度も書いていますが円高です。それも「空前」の円高が進んでいます。
この四年間で、ドルに対してもユーロに対しても円はおよそ35%値上がりしています。
輸出企業にとってみれば、同じものを同じように売ったとしても、売上げ100万円が
65万円になったのと同じです。四年間でそれだけコストダウンできているかというと
それは無理難題であるわけで、大変な事になっているというのが印象です。

持続可能社会、これ原発問題で急浮上してきている言葉ですが環境問題を取り組んで
いる人にとってはもう二十年以上前から言われてきた言葉でこれを輸出に組み合わせ
てみると、「いつまでも輸出依存の国が成り立つのか」
という話になるような気がします。

日本の場合、輸入なしの国はまず考えにくいですから、
「輸出入の均衡が取れる国」をめざす!、これはとても難しいですよね。

ロシアも中国も共産圏のハズなのに???? ついに先日キューバも一部市場化開放
です。自動車の売買が自由化されるということです。

共産圏はどんどん市場自由化に進み、日本はもしかするとTPP反対で閉鎖的になる、
こんなこともありうるのかも知れません。
でもまだまだ日本には有利な点があります。私が考える、外国に比べて優れている
日本の最大の有利点は、教育水準です。
何だかんだ言っても、詳しい人があちこちにいる。「政府が暫定基準値」なんて
公表してもそれに反論する知識人があちこちにいる。これは日本の非常に優れたところ。
大卒者割合の世界比較なんてしたことがありませんが相当凄いんじゃないかと思います。
(大卒でもたいしたことないのもいるとか、逆に高卒でもしっかりしたのがいるとか、
 そういうのはとりあえず置いておきますね。)
知識人は多い、でも他国に比べて少ないもの、それは「情熱」なんじゃないかな。
これからの若者には是非とも情熱を学んでいって欲しいなぁなんて思っています。

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●地価、まだ下がる。
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国土交通省から平成23年都道府県地価調査というものが発表されました。

対前年比の全国平均では  住宅地 マイナス3.2%、
             商業地 マイナス4.0%
             工業地 マイナス3.9%
とまあ、今年も下落が続いています。

とある定年退職された方から(自宅の土地について)こんな質問を受けたことが
あります。

  「土地はずっと下がり続けるんでしょうか?もう上がりませんか?」
  「将来、売る予定があるんですか?」
  「いやそれはないんですが・・・」「じゃあ。なんで・・・」
  「だって資産が毎年減っていることになるじゃないですか」

確かに自分の資産が、減るよりは増える方が嬉しいですね。
でも、住み続けている限りは、どっちだって一緒です。
そんなことより、その土地が住みやすいかどうかの方が大事なんです。

多分この方、便利なところにお住まいなのじゃないかと思います。一方、私の実家や
親戚の家は、昭和50年代の住宅ブームでできた当時の新興住宅地。もうすでに過疎化
が進行中です。バスの本数も減ってきているし、歩いて行けてたスーパーもつぶれ
ました。

で、それでも住みやすいのかどうか。うちの親は引っ越すつもりは全然考えていない
ようですが、親戚の方は子供と二世帯住宅にして、駅まで5分の所に引っ越しました。

最近、
「山に近い不便なところなので便利なところに引っ越します」
「街中の高齢者向けマンション(いざとなれば下の階の介護付き施設に入れる)
 に行きます」
逆に
「子供が定年して帰ってくるのでそれを機会に建て替えます」

こんな風に老後の再建築・引越が増えてきています。

ずっと住む気かどうか、
ひょっとすると、定期借地権(期限が来ると土地を返さないといけない土地。
50年レンタル土地ですね)で、その分現金を残す方法が良い場合もあるかもしれない。
普段はあまり定借を勧めることはありません。もし30歳代の人から、

 「50年先なんてどうなるか分からないし多分田舎に帰っていると思うし
  だったら安い定期借地の家で良い」

こんなことを言ってきたら、もっとよく考えた方が良いですよ、と言いますけど、
もっと具体的に

 「定年までの家があったら良いんです。田舎の農地、どうせ私が見なきゃいけません
  から。農業継ぐつもりなんです」(奈良だとこういう話も少なくありません)
こんな風に言われたら、地価が下がっていっていますから「定借」もいいですよね、
なんて答えそうです。

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●(地価にひきつづき)投資信託も下がっている?!
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上からの続きです。
「土地」という言葉を、「投資信託」に置き換えると面白いです。

  「投資信託もう上がりませんか?」
  「売る予定があるんですか?」

最近下がっている投資信託が多いです。円高ですから海外ものの投信は下がって
います、日経株価も下がっています。ざくっと言うと、(金の投信や小型株投信を
除けば)、1年間で1割~2割下がっている投資信託が多いです。

 「売る予定があるんですか?」
 「売るつもりはなかったんですが、上がればそれで旅行に行くつもりでした」

 「じゃあ今のうちに行っておいた方が良いですよ。少々損が出たとしても思い出を
  作るコストだったと思えば良いんじゃないですか。いつどうなるか分からないし。
  あの時、行っておけば良かったと後悔することは無しにしてくださいね」

意外と無計画に資産運用されている方が多いように思います。
特に退職金とかがポ~ンと入ってきた方に。
  (←販売窓口に、鴨が葱を背負っていった感じがしないでもありません。)

いつもニコニコするお金の使い方。

 思い出旅行でも良いし、好きな仲間と遊ぶのも良いし、
 そんなにめちゃめちゃなお金が掛かるのでなければ、それは必要なコスト。

それを我慢して、「土地が下がった」「投信が下がった」と苦虫噛んだ顔をしていては
よろしくないです。
いつもニコニコしておくコスト、これを人生ずっとに渡って確保すればそれはそれで
一つのライフプランなのだと思います、よ。
 

ここまでお読みくださりありがとうございます。
今回のメルマガ、まだ10月になっていませんが土日を挟むので一日早く発行しました。
実は先日、生まれて初めて救急車に乗りました。でも結局は点滴一本だけ。
当の本人は騒いでおりますが、大したことはなかったみたいです。
、、、皆様、健康にはご注意下さい。
食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋、健康の秋、皆様それぞれの秋を快適に心地よく
過ごしてくださいませ。みなさまの人生がより良いものになりますように。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  ライブリフッド・プランニング (竹本隆之)
  http://www.livelihood.jp/
  http://ファイナンシャルプランナーに相談.com
  〒616-8106 京都市右京区太秦森ヶ西町18-2-406
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