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　【暮らしとお金のアドバイザー】
　　ライブリフッド　プランニング　メルマガニュース
　　　　　　　　　　　　　　　　　（2009年12月号）
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　１２月師走です。皆さんお忙しい季節だと思うので、本当は最近の円高経済の話
　とか事業仕分けとかの話しをしたいのですが、景気の良くない話題になってしま
　うので、それはやめて、永遠のテーマ、人生をいかにレベルアップして過ごす
　のかにちなんで、今回は生活密着の軽い話題でありながらまじめな話題を取り
　あげたいと思います。

　　●ゆとりある生活費38万円の嘘
　　●喋っていますか、会話していますか？

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●ゆとりある生活費38万円の嘘
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地デジ・携帯電話・パソコン、個人的なことではあるのですが、なんだか、面倒くさ
いような、嫌なことが続いています。

　◆地デジというヤクザに絡まれたような気持ち
　　＝　なんでテレビ買い換えなきゃいけないんでしょ　＝

　な～んかヤクザに絡まれちゃったような気持ちです。
　私の家のテレビは、７年前に買ったトリニトロンテレビ。実はこの時、すでに
　人より数年遅れてやっとテレビが”フラット”になったのでした。今回も人
　より随分遅れて薄型テレビを買うことになりそうです。

　◆ソフトバンクさんに絡まれたような気持ち
　＝　なんで携帯電話を買い換えなきゃいけないんでしょ　＝　

　私の持っている携帯電話は第二世代（通称２Ｇ）です。随分前からこのサービ
　スを止めちゃうぞ止めちゃうぞとソフトバンクさんから言われて、やっと３Ｇに
　買い換えます。で一番安いのを選んでも２万円くらい掛かってしまいます。
　なんかソフトバンクさんにからまれちゃたような気持ちです。

　◆さらにパソコンも

　私の常用パソコンは、マッキントッシュとウィンドウズがあるのですが、ウィン
　ドウズの方、ついに動かなくなっちゃいました。弱り目にたたり目・泣きっ面に
　蜂・踏んだり蹴ったりとはこのことです。とは言え、この春から何度も調子悪く
　なって、なんとかごまかしごまかし使っていたのですが、電源入れてもウンとも
　スンともとなるともうお手上げです。叩く・衝撃を与える・引っぱたくなんてこ
　ともやってみましたがお手上げです。
　お仕事用なので無いと困りますので、ついに来たかっ！って感じ。

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　●┃　　　ゆとりある生活費38万円、なんて嘘っ！！　　┃●
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　●　　だって車の買い換えする費用入っていないでしょ♪　●

よく老後は『最低限の生活23万円、ゆとりある生活38万円』なんていう数字が
使われます。これは（財）生命保険文化センターの調査結果ですが、保険会社は
もとより銀行や証券会社の宣伝でも使われますし、生命保険の宣伝にも使われて
いますけど、この23万円・38万円ほどいい加減な数字はないと思います。

老後平均寿命まで生きるとしても30年くらい。この間に買い換える電気製品や
車や住居のメンテナンス費用・・・・壊れたクーラーや冷蔵庫、これ買い換える
のがゆとりある生活ですか？違いますよね、『普通の生活を維持するお金』です。
固定資産税も健康保健料もそうです。

普通にかかる費用、これをしっかり把握しないと、ゆとりある生活なんて出来ま
せん。よく将来のことなんて分からない、なんておっしゃいますけど、少し振り
返るだけでも、過去10年で大きな支出なんだったかな、壊れた電気製品や買い換
えたモノ何かなぁなんてちょっと考えるだけでも将来プランの足しには充分なる
のではないかと思います。そして「普通に維持するために必要なお金」は別の口
座に移して、必要な時に必要な額を引き出す。そうしないと一緒の口座では、
だんだん「少なくなってきたなぁ」と嘆くだけになっちゃいます。
そしてこれはサラリーマン現役中の方でも同じ事が言えます。

ゆとりある生活38万円、この数字は単に「いくらくらいあったらいいかなぁ」と
いうことを聞いただけのアンケートの結果です。全然根拠がありません。
人生をお金の面からレベルアップするためには、上で書いたようなことをひとつ
ひとつ考えないと絶対出来ないのです。

23万円とか38万円とかそんな数字に踊らされないようにしてくださいね。

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●喋っていますか、会話していますか？
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明治安田生命が「良い夫婦の日（11/22）」にちなんでアンケート調査をし、
その結果が発表されました。
　平日の夫婦の会話時間　３０分以下・・・30.2%
　　　　　　　　　　　　１時間以下・・・60%（上の30分以下も含む）

しかも30分以下の夫婦は、会話に「愛情を感じない・ほとんど感じない」割合が
３割を越え、さらに、「離婚を考えたことがある」も５割。

　会話が少ない　→　愛情を感じない　→　会話が少ない　→　愛情を感じない

まるで、デフレスパイラルのようです。

こんなご夫婦がいらっしゃいます。
旦那さんはサラリーマンを定年退職。奥さんは親からの遺産の賃貸不動産経営。
奥さん一度も旦那さんの給料も年金も見たことがないということです。

意外と若いご夫婦（DINKS共働き子供なし夫婦）でもこのパターンがいらっしゃる
ようで、「奥さんいくらもらっているか知らないよ」というのは全然珍しくあり
ません。
　「旦那さん」・・住宅ローンと光熱費
　「奥さん」・・・食費
　　　　　大きいものは、二人で相談して決める
　　　　　
こんなパターンです、今時の夫婦だと全然珍しくありません。

ライフプラン上からみると、このようなパターンは２つの大きな問題があります。
ひとつは、将来の子供、「教育費の準備と支出」です。
今、大学までの費用って、1000万とか2000万とか言われていますから、二人が協力
してしっかり計画を立てないととんでもないことになる可能性があります。
もちろん、出産前後や子育て中の収入減のことも考えないとうまくいきません。
まあね、DINKSですから子供が出来るまでは良いと思うのですが、それを考えた時
にはどんな将来設計をするのか考えて頂きたいななんて思います。

もうひとつの問題は、「家計のムダ」です。
二つの収入があってそれぞれ支出、、、ムダが一杯でてくる可能性が多いです。税金の
ムダや扶養控除のムダ。
　住宅ローン控除関係が一番大きいと思いますが、奥さんが頑張って自力でローンを
組んで自分名義のマンションにして、そんでもって、自分が子育てで収入が減れば
所得税は全然取り返せない、なんて事になってしまいます。軽く500万くらい変わり
ます。(所得税30万×10年＋扶養）

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次に定年後の方。

定年後の生活でよくお聞きするのは、
　旦那様　→　これからは会社から奥さんへ注目したい
　奥　様　→　もう家事はほどほどにして、自分の時間を作りたい

時は金なり、と申しますが、『自分の時間』ほど大切なものはありません。
いくらお金があって、いろんなモノを買っても使えても、自分の有意義な時間が
過ごせないのなら、自分の時間がないのなら、全然面白くありません。

「時間を共有する」、これは好きな趣味仲間がいれば、赤の他人でもできます。
でも「時間とお金も共有する」、これは夫婦でしか出来ないこと。
（まあ、共有していないご夫婦も結構いらっしゃるようですけど…）

どちらも第一歩は会話から。
学生が文化祭や試合で充実感を感じるのは、達成感だけではなく、同じ時間を共有
したという言葉では言い表せない感覚があるから。
会話無くしては、これすら不可能です。

NHKの番組では別の観点から、「若者の言語力の危機」を取りあげていました。
家族や友人だけの会話だと単語主体で、論理的な会話力が欠如して将来困る
というお話し。（NHKクローズアップ現代11/25）

小学生の教育
「ジュース」「ジュースがどうしたの？」「ジュースが飲みたい」「なんで？」
「喉が渇いたからジュースが飲みたい」

これがだんだんと成長して、論理的な会話ができたり、作文や小論文が書けると
いうことだそうです。

私が呑みに行くスナックなんかだと、まあ値段が高くないということなのかも
しれませんが、横に座る女の子、「カッコイイ、キレイ、スゴイ、キモイ」…
正直、形容詞だけで会話が完結する相手と喋るのは疲れます。なんか時間の無駄。
きっと、それなりにお金を出せばそれなりの接客があるのでしょうが、そんな
ものより、気の知れた友人、昔の友人と呑む方が楽しかったりします。でも
決して若くないですから、ハジケルわけでもなく、どちらかというと愚痴の言い
合いか、自分以外の身の回りの自慢話。子供が、うちのお母さんやお兄ちゃんは
こんなに凄いんだぞ、なんていうレベルなのかもしれませんね。
ホントにスゴイ奴は本当に凄い！、話術も話題も内容も。

会話は、人間だけに与えられた貴重な能力の一つです。コミュニケーション能力
の基本は会話だと思うのですが、現代社会では一言も喋らずとも生活が出来たり
します。「人」と言う字の由来、右と左が支え合って成り立っているんだよ、一人
では生きていけないんだよ、なんて言う話しを聞いたことがあるかと思います。
人が集まるから社会ができる、そしてその基本は家族。時々、家族や近所付き合い
は放っておいて社会（というか会社とか組織）だけに没頭しておられる方がいらっ
しゃいますけどやはり基本は家族とか自分の身の回りの生活に関係する人々だと
私は思っています。高齢化時代になればなるほど、これが大事になってくる、はず。
（超々高級老人ホームで高価なおせち料理が届くけど誰もお見舞いに来ない話し、
　前に書きましたっけ。こんなの淋しいですよ…）

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　人生のレベルアップ・会話会話なんて書きましたが、正直言いますと、私自身は
人見知りするタイプでして、誰とでもすぐに仲良くなれる人を羨ましく思うときが
あります。
　ただ、今の仕事を始めてから、いろんな人の立場に立って考えるようになりま
した。これもの凄いことです。自分の人生が５倍くらい広がった感じです。
以前新聞記事で有名な俳優がこんな事を言っていました。
「演じるってことはいろんな人生が経験できるってこと、これは面白い仕事だ」
ちょっと似ている所があるかも知れません。

　今年もあと１ヶ月、今年も無事に過ごすことができたことを感謝すると共に
少しでも充実する人生を願って、、、、みなさま良い年をお迎え下さい。

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　　ライブリフッド　プランニング　（竹本隆之）
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