●平成３１年の年金は0.1%アップ

　厚労省が1/19日発表した、来年度の年金改定額。
　久々、数年ぶりにプラス改定です。
　
『平成31 年度の年金額改定についてお知らせします
～年金額は昨年度から0.1％のプラス改定です～　』
　
（出典；厚労省HP＞ 報道・広報＞
報道発表資料＞ 2019年1月＞ 平成31年度の年金額改定について）
　
書かれているモデル賃金では、
　
＃●国民年金（満額）：１人分
＃　（月額）　64,941円　→　65,008円（＋67 円）
＃
＃●厚生年金（夫婦２人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額）
＃　（月額）　221,277円　→221,504円（＋227 円）

となっています。
　

●今回、マクロスライド発動ですっ！

　マクロ経済スライドが実施されます。これは簡単に言うと、ちょっとずつ年金を下げて行こうというもの。
　
→　年金引き下げはしない。だけど、
　　物価上昇よりも低いアップで年金額を支給します。
というものです。
　
　今回は、過去に発動できなかったキャリーオーバー分（キャリーダウン分？）も勘案されます。
　
つまり、今回、0.1％アップの計算は、
　
　　・物価変動率（1.0％）
　　・名目賃金変動率（0.6％）
　　　　　・・・低い方の0.6％を採用
　
ここから、
　・マクロ経済スライドによるスライド調整率（▲0.2％）
　・平成30年度に繰り越された未調整分（▲0.3％）
　
＞＞＞改定率は、0.1％
　
となっています。