●家賃支払い、どうしてますか？

　アパートとかマンションとか駐車場とか、大家さんに賃料を毎月払いますよね。どうされていますか？
　毎回、銀行に行って振り込む・自働振込・大家が近所だから手渡し
いろいろあると思います。
　
　最近は入金確認（そんでもって督促）の事務を管理会社に手数料を払って頼んでいる場合も多いのですが、それでも入金確認は結構きっちりされています。月一回記帳してチェック、なんて言う悠長なことはやっていません。ついうっかり遅れたりすると日々入金チェックして「電話しようかどうしようか」と大家さんは考えるのです。
　そして、入居者の記録も一覧でわかるようにしてあるのが普通です。
　

「この人また、遅れてる。公務員なのに仕事きちんとしてるんだろうか」
「この人、いつも月末３日前までには入ってる。人は見かけによらないね」
「文句ばっかり言ってくる割には、いつも督促するまで払わないな、こいつっ！」
とか。

　
　人間って基本的にきっちり払う人か、少々遅れても全然気にしない人かの２パターンに分かれています。これは性格の問題ですから、お金に困っている困っていないに関係ありません。
　で、当然大家さんはきっちり払ってくれる人が嬉しいわけですから、そもそもの、契約開始の申込み時・・・血液型の欄があって、Ａ型しか貸さない、Ｂ型はルーズだからダメ、なんて話は聞いたことがありませんよ。でも大家さんはきっちり払ってくれる人に借りて貰いたいと思っています。
　
　・毎月30日か31日に振り込まれている人が、一回遅れたのと、
　・しょっちゅう遅れていて電話しないといけない人、
　
　大家さんの信用度が全然違ってきます。
　

●大家さんが気になるのは家賃！それをサプライズ化

　大家さんは契約前の書類で、
「この人、きちんと払ってくれるかな」
これを一番に考えます。
　
　そういう期待を大家さんは持っているのですから、毎月きっちり払えば期待に添えます。ただ、期待に添うだけでは、「喜び」にはなりません。喜びにするには「サプライズ」が必要です。

　で、どんなサプライズかというと、２ヶ月まとめて払う、これです。それもきっちり月末までに。一言、２か月分払う時もある、って言っておくとなおよろしいと思います。
　
　毎月振込手数料が掛かっている人には、もの凄くお勧めです。大家さんへの信用が全然変わってきます。
　
　これがいったい何の得になるのか？　なんて思われますか？

　　信用です、信用！

　
　さっき信用が変わるって書いたでしょ！
　
　大家さんは毎回　「あっ、この人、今回も前払いしてくれている」ってインプットされる訳です。
　これが何かの時に役に立ちます。
　例えば、、、、隣人トラブル・自分のミスで起こった洗濯機の水漏れ・ガスレンジやエアコンが壊れた時の対応・・・・
　

●信用はお金では買えません！

　
　私の仕事、信用第一です。どんな会社でも「信用第一」、これみなさん、非常に簡単に使っています。
　つい先日もどこかの企業がデータをごまかしていたとかで謝罪していました。ここ数年こんなニュース、検査データに産地偽装、はてはブラック労働・・・こんなものばかりです。
　　
　信用はお金では買えません。それは、先輩たちが気づいてきたもの。そして、信用を失う時はほんの一瞬。
　
　会社でも個人でも、生きていくために、どんな風に信用を築いていくか。
　
　毎月ぎりぎりの生活をしている人はともかく、ある程度の貯金のある人、こういうお金の使い方（厳密には１ヶ月分だけ先取りする使い方）もありますよ、というご紹介です。
　
　
　赤の他人に信用してもらうってね、大変なわけですよ。
　だからといって、２ヶ月まとめて払いなさい、なんて言う気は全くありませんが、ま、こんな事も考えていただければ嬉しいなぁ、とか思っています。
　・・・同じお金に付加価値が付くわけね♪
　
　お金持ち人ほど、お金を使うときにもその価値の大きさを大切にしているものなのです。
　→例えば、いつも新札を用意して支払ってくれるお客さんとか。
　　（まぁ、銀行振込とかなら分かりようがありませんが）
　
　
【余談】
　大昔の学生時代の話ですが、家賃を自働定期振込にしていました。
　卒業で退去するときに、大家さんに挨拶に行ったらこんなことを言われました。（→実はこの時はじめて大家さんに会った。高齢の女性だった。）
　
　涙ぐまれながら、こう言われたのです。
　
「こんなに毎月きちんと同じ日に振り込んでくれて、こんなに良い人に借りて貰えて、アパートを残して死んだ主人も喜んでいると思います。」
　
・・・「いや自動振り込みだったんです」、とは言えませんでした。
　
（きちんと振り込むことで、泣いて貰えることもあるんだと驚いた瞬間でもありました。）