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老後生活は、お金より「情熱」が大事
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2018/10/22

老後生活は、お金より「情熱」が大事

●アナタの老後は、いつから?

 老後生活! 何歳からが老後生活と思うかは人によると思います。今回ここで書くのは「本当の老後」の話。

 一般に老後というと65歳からで、後期高齢は75歳からです。しかし、私は、次の二つに分けて考えてライフプランを考えます。
 
  ・前期 ~ 一人でも生活できる
  ・後期 ~ 一人では生活できない

 
(もちろん、リタイア直後の元気満々の老後もありますが)
 
 そして「一人では生活できない老後」にも二つあります。
 
  ・介護状態として、一人が無理
  ・体は元気だけど「精神的」に、一人では無理

 
この両方があります。
 どんな状況でも「幸せな生活を過ごす!」。これがライフプラン作りが目指しているもの。
 
 さて、アナタの老後はいつからですか?
 
 

●前期・後期で、お金の使い方は変わる

年齢的には、前期高齢者と後期高齢者の境目は75歳です。しかし、
 
 ・80代でも辞書を引きながら外国文学を読んでいる人
 ・60代で認知症
 
の方もおられます(いずれも、お客さんの親御さんの話)
 
 人生のライフプランでは、子どもの誕生・学校教育費や住宅購入・改修・引っ越しなどはある程度自分で予定を立てることが可能なのですが、体について・病気についてはそうもいきません。とくに、高齢者の場合は、健康リスクが増えるのは当然です。
 予定が立ちにくいとはいえ、これらの事態に備えなければ、安心な生活ができません。どのよう時にどのような対応をするか、そのための資金はどれくらい考えておくか。多少なりとも方針を考えておいていただきたいと思っています。
 
 

●どうすれば幸せ? どんなお金の使い方?

 これもお客さんの話。
(・・・個人情報保護のために、多少、盛っています)
 
 今、90代。戦前からの公務員で小さな部署ではあるけど局長クラスだった方。年金は350万円を越えていて、奥さんのわずかな年金分も入れると世帯年収は年金だけで450万円。
 これだけの収入があれば、有料老人ホームや様々な介護施設も(金銭的には)余裕の生活です。
 
 しかし、本人は、体は動くのに、“引きこもり”状態。それも、好きなことがあって籠もっているのならともかくも、ずーっとテレビを見ているだけ。とくに好きな番組があるわけではありません。その生活をもう十年近く続けておられます。
 このような毎日の生活でも、ご本人の満足であるなら結構です。しかし、口にすると出てくるのは誰かの文句ばかり。「息子がこうだった。」「施設の職員がこんなことをした」などなど。
 
 私は、“この方の老後は、少し淋しいなぁ”と感じました。もっと楽しくできるのに・・・
 
 一方、資金も体も十分ではない一人暮らしの女性の方。
「夕方にスーパーいくとね、安売りが一杯あって、今日はこんな料理を作るの♪」
「孫にカワイイ鞄を作ってやろうと思って。昔はスカートくらい自分で縫えたんだけど、今は目が悪いから、鞄くらいが精一杯。やっぱり飾りはアンパンマンがいいかなぁ。」
 
 こんな話を聞くと、衣食住がそれなりに足りているのならば、お金と幸せはあまり関係ないのかなと思うのです。
 
 

●結局は、「したいことをやる!」のが幸せ

 冒頭に書いたような、“人それぞれの老後”が始まっても、皆さん自分の家計状況は分かっていますから、やれること・考えることはそんなに的を外れていません。
 
 例えば、資金がないのに「高級老人ホーム」なんて頭から考えてないからです。足が不自由で手押し車生活なのに「マラソン完走するぞ」とは思わないのと一緒。
(もちろん、願望として「できたらいいな」とは思うこともあるとは思いますが。)
 
 こういう時に、何が幸せか? 自分にとって何をしているのが楽しいか。これはすなわち「自分のしたいこと」。
 この時間をどう作り出すか・最大限にするか。これが最大のポイントです。
 
  没頭できる時間を最大化する → 幸せに
 
是非、覚えておいてください。
全然お金がいらないとは言いませんが、そんなに掛からないものだと思います。
 
で、もし十分なお金をお持ちの方。“本当の老後”がやって来る前に、できるだけ「貴重な思い出づくり」を目一杯やっておいてください。
 
  没頭したいという情熱!
 
 実は、これが無い人も多いのです。そんな方は、是非それを見つけることから始めましょう、そうすればきっと幸せな老後がやってきますよ。
 だから私は、ライフプランを作るときに、そんな内容もお聞きするのです。

 



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