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富を作りだす老後(その8)【最終回】
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2018/09/11

富を作りだす老後(その8)【最終回】

『富を作りだす老後~6つの選択』

◆豊かなお金の使い方

 
 団塊世代という言葉、もうすでに段々と言われなくなってきましたが、人口分布を考えるとやっぱり大きな塊です。その最後の部分が今の状態。
 
 これまでは、
 
  == 我慢して我慢して、、、最後、退職金というご褒美 ==
 
 これが今や【魔の五年間】に変わってきています。これをどうにかして【楽しみの五年間】に変えないといけません。
 そのために必要なのは、お金に対する考え方を変えることです。
 

●活きたお金を使うこと!

 
 昔から、「あの世にお金は持っていけない」と言います。
 だからといって、無駄に使うのはもったいない。というより、老後は何にも考えていないと、淋しい生活になってしまいます。
 とくに老化による、体力・気力の変化はどうしようもありません。
 
  == そんな中でも、しっかり活きたお金を使う! ==
 
 ここには、老化は関係ありません、スタイルが変わるだけです。
 
 是非とも、活きたお金を使って、幸せな老後生活を送っていただければなぁと、願っております。
 では、どうすれば、活きたお金に変わるのでしょうか?
 
 

●豊かな生活としてのお金の使い方

 
 エーリッヒ・フロムというドイツの哲学者・社会学者がいます。(明治33年生まれですでに亡くなっていますが、「自由からの逃走」という本が有名です。)この人の本に「To have or To be」というのがあります。原題はドイツ語なので「Haben oder Sein」です。訳すると「持つべきか・あるべきか」。
(しかし、なぜか邦題は「生きるということ」という題がついています。)
 
「持つか・あるか」、これを私のFPの仕事に当てはめると、こうなります。
 
 高度成長期の、【まず借家を出る→団地に住む→郊外に一戸建て。それに自動車や冷蔵庫。さらには、カラーテレビにステレオ】
  ・・・こういう 物を持つことが幸せだった時代
 
 いまでも、私がライフプランを作る時というのは、家や自動車など、これら「持つスタイル」を作ることもとても多いのですが、一方で先に書いた、お店を始めるような人、こちらもあります。「存在を重視するスタイル」です。
 
 私は、それだけ豊かな時代になったのだと思います、、、だから自分の存在そのものにお金を使う。これは、金額の問題ではありません。
 そして、これからの時代の幸せなお金の使い方、だと思っています。
 
 なぜなら、
 ものが溢れている時代だから
  →自分のため・自分の存在理由のためにお金を使う
    そのための「アナタ自身のマネープラン!」

 
 それを是非とも作り出していただいて、もっと幸せになっていただけたらな、と思っています。
 
 
【完】



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