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軽度認知の親、資金管理のむつかしさ
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2019/11/13

軽度認知の親、資金管理のむつかしさ

山田さん(仮名)は後期高齢者。
旦那さんを早くになくして今は一人住まい。 それなりに資産家で土地はかなり持っていて駅前には賃貸用の不動産もある。
パーキンソン病を発症して以降は隣に息子夫婦が住んでいる。
 

こんな環境の山田さんです。
とりあえず、年金と賃貸料で普通の生活には困っていない、でも、体が弱くなって出歩くのももう大変。
 

息子さん夫婦は昼間お仕事で家にいません。だから昼間は一人。
 

ある日、息子さん夫婦が親の家の中でウロウロしていたらいろんな健康器具がいっぱいあるのに気が付いた。
「何これ?」
「足とか膝とか痛いから」
「いくらした?」
  ・・・・
領収書を見つけ出したら、山のようにある。
 
   体重がうまくかけられる靴の中敷き、3万円
   膝のサポーターが2つセットで、4万円
   ふくらはぎがストレッチできる踏み台 6万円
   元気になる飲み物 24本で  5万円
   ふくらはぎマッサージャー  20万円
 

なかには50万越えているのもあるけど、どう見たってどれもそんな値段には見えない。
ぜ〜んぶ足すと、1000万円ちかい額。(数年分で)


 「本人が好きに使っているんだから良いんです。
  でもこれ以上は何とかしないと…」
 

別にボケているわけでもないし、財布を取りあげるのも可哀想だし、と言って、一日中、見張っているわけにも行かないし・・・

もう少し財産が多いのなら、適当な理由をつけて銀行の貸金庫に移しておく、なんて事もできますが、普通の家庭ではそこまでしないでしょう。
 

一気に成年後見人までもっていければ資産の保護はできるんですが、これはこれで結構いろいろ時間も費用もいくつかの問題があります。軽度認知症くらいでは、簡単にはおススメできません。

うーん難しい。
 
「とりあえず、キャッシュカードとか印鑑とかを別管理して、そこそこ十分なお金だけをお小遣い制でわたすという風に持っていけませんか? 」

と答えたのでした。



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