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2019/05/06
過去メルマガ2010年9月号~FP竹本隆之
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【暮らしとお金のアドバイザー】
ライブリフッド プランニング メルマガニュース
(2010年9月号)
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もう毎日猛烈な暑さです。京都ではこの半月間ずーっと最高気温は35℃・36℃・37℃、
最低気温は26℃、27℃です。屋外プールの入場者が減っているくらいに暑いそうです。
暑くてやってられません。でもメルマガは頑張って書きたいと思います。
●不安のあるところに「保険」あり
●元本確保型投信の元本割れで、銀行敗訴
●人口減少時代は、「上見て暮らすな下見て暮らせ」
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●不安のあるところ「保険」あり
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ときどきふと、不安になることってないですか?
今日は防災の日ですが、もし今地震が来たら、目の前の本棚が倒れてきて押しつぶされ
るぞとか、ガラスが飛び散るぞとか。
今脳梗塞になったら果たして電話機までたどり着けるだろうかとか、
この暑さの中、今停電したらどうしようとか。
もし豪雨で近所の変電所が水没したら、たぶん2週間くらい電気が止まる、もしこんな
ことになったらどうする、俺? みたいな。
「不安のあるところ保険、有り」。こんな保険業界のフレーズがあります。
保険商品の歴史をみるとよく分かります。死亡保障→入院保障→介護保障→年金保障。
確かにみんなの不安が商品になっています。
しかしながら、保険商品はようは「無理矢理、お金で解決する」という性格のものです。
死亡保険金・入院給付金をもらったって生き返ったり病気が治ったりするわけではあり
ません。
保険の高度な活用法では、保険の目的をまず第一に考えます。例えば、
・「死んだら1000万円の死亡保険」。
「私が死んだらあなたに保険金が入るからね、だから、面倒をみてね。」
こういうのは、保険金が目的なのではなく、面倒を見て貰うことが主目的ですね。
・「入院したら1日1万円」
これ、痛い思いした大変な目にあったそのお詫びとかご褒美で入るわけではありま
せんよね。1日1万円ないと困るから保険にはいるのです。時々入院給付金がでて
自分へのプレゼント、家族で快気祝いで旅行した、なんて方がいらっしゃいますが
これは保険の入りすぎ。今まで払った保険料全然元が取れていないはずです。
保険に入りすぎ、保険の目的があいまい!
結局 保険会社が儲けさせてしまっている。
こういう方は多いです。こんな方は是非保険を見直すことをお勧めします!
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●元本確保型投信の元本割れで、銀行敗訴
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投資信託の販売で先月初めて銀行が敗訴しました。
池田泉州銀行から81歳の女性が2000万円投資信託を買って、元本割れしたという
訴訟です。もう少し詳しく書きますと、ノックイン型投信という、「元本確保型」の
投資信託の元本割れ訴訟です。
2000万円の投資信託を購入して元本割れした事に対して、220万円の賠償が命じられ
ました。
この商品、「高利回りで元本確保」を売りに販売していた投信ですが、元本が保証
されるには条件があって、株価が65%以下にならない限りという条件が付いているの
です。例のリーマンショックで株価が下落し、元本が保証されなくなって、大きな
損失が出ていたのですね。
ノックイン型のこの説明をどこもまで理解していたかというのが争点です。
単純に、お申し込み時の「リスクを理解しました」という書面にチェックを入れて
印鑑を押すだけではダメだという判決ですね。
ただ判決はまだ大阪地裁。今後控訴するのかどうか、原告の年齢81歳を考えると
早期に解決して頂きたいなと思います。
ちなみに、「投資信託の仲介しませんか、手数料の1%払いますから」こんな勧誘が
私の所にやってくることがあります。2000万円だと手数料3%で60万円くらい。
これを元請け・代理店・販売者の3者で分けあう、、、、というのが投信販売のざくっ
とした実情であったりします。これ私がすると独立性を保つ自身がないというか、
絶対手数料考えて仕事してしまうと思うので絶対やりません。
(で売った後は、あと上がろうが下がろうが関係ありません。上がればそれはそれで
お客さんは嬉しいのですけどね。最近この世界も価格破壊が進行中です(^_^;) )
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●人口減少時代は、「上見て暮らすな下見て暮らせ」
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ここ数年、日本の人口は1億2700万人前後で推移しています。年々自然減
(出生-死亡)が増えてきて、昨年度は過去最大の7万人。少子高齢化社会です
からこれから急激に増えるでしょう。
(100歳以上で実は死んでいたなんて人もいますしね。)
人口が減る、これ実はとても大変なことなんです。
どんな風に大変かというと、、、、、、
仕事が減る時代、売上げが減る時代、給料が減る時代、、、、ってことなんです。
今までと同じやり方をしているのなら。
で、もっと恐いのは、弱いものから影響を受けるってことです。
5%減るから100万で5万、なんて思わないでください。10倍くらい影響を受けると
思った方がいいです。
たとえばの例、、、、例えば、例えば、、、何でも良いのだけど、、、、
例えば、賃貸不動産とか賃貸ガレージ。
立地条件の良い物件はそんなに影響を受けなくて、悪いところが猛烈に影響をうけ
ます。だってそうでしょ、賃貸マンションの借り手が1割減ったとしたら、全部の
マンションが1割減るんじゃなくて、立地条件の悪いところが一手にその減少を
引き受けることになります。ガレージでも駅から近いところは埋まっていて、
遠い所にガレージだけがガラガラになります。
例えば、私立の学校(中学校でも大学でもいいんだけど)で若者の人口が減って
くると生徒の取り合いになりますね。質の悪いところから潰れていきます。
例えば、旦那さんのお仕事。パイが小さくなると平等に売上げが下がるのではなく、
業界トップでないのなら、自分の所が全部かぶる。だから仕事が猛烈になくなる、
給料が猛烈に下がる、わけ。
こういった競争時代では、業界トップであってもいつその座を奪われるか分かりま
せんから安穏としていられません。だからいろんな事を考えます。競争がより激化
するのですね。
こんな大変な時代になるのです、というかなりつつあります。
若者の就職戦線、これは景気の波の影響もさることながら、今後常態化していく
可能性が高いと思っています。
でも安心してください。トップにいる人なんてごく僅かなんですから。
今失業率5%ですね。100人に2人は失業者。小学校の人クラスに一人か二人は
失業者ってことです。これが10人に一人くらいになってみたら失業していることに
何の違和感もなくなってきます。
これが不幸かというと意外とそうでもありません。なぜなら皆さんより給料の
多い人は世の中に一杯いると思いますが、不幸だと思っていないでしょ。これと
おなじです。だから、
【上見て暮らすな下見て暮らせ!!】
これが今までとは違った感覚で語られる時代がやってくると思います。
だいたい皆さん「あるだけで暮らして」おられます。
ライフプランを作っていても、
「定年時に10億円ある時のプランをお願いします」
なんて無茶な夢物語を言う人はいません。自分がどんなライフプランを作るか、
これで満足行く生活が出来ればそれでいいんじゃないでしょうか?
投資で増えたとか、FXで損したとか、それがどれくらい自分の生活に影響が
あるのか、なんのために投資しているのかこれをライフプラン上ではっきり
させておかないと、変なことになってしまいます。
ここまでお読みくださりありがとうございます。
先日実家で豪雨が発生しました。ローカルニュースで隣町では一時間に70ミリの雨が
降ったとのこと。幸いにも、そこら中が落ち葉やゴミが散らかったのと、しばらく
道路が渋滞していたくらいで大した被害はなかったのですが、小さな川や排水溝は
全然役に立たないどころか濁流が渦巻いていてよけい危険だという事を知りました。
天気予報によるとまだしばらく暑い日が続くそうです。お体にはご注意ください。
みなさまの人生がより良いものになりますように願っております。
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ライブリフッド プランニング (竹本隆之)
http://www.livelihood.jp/
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〒616-8106 京都市右京区太秦森ヶ西町18-2-406
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