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過去メルマガ2008年2月号~FP竹本隆之
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2019/05/04

過去メルマガ2008年2月号~FP竹本隆之

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 【暮らしとお金のアドバイザー】
  ライブリフッド プランニング メルマガニュース
                 (2008年2月号)
       (本メールはメルマガ登録の方に配信しております。)
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 風邪引いてませんか? インフルエンザもさることながら、はしか流行の
 ニュースも出ているみたいです。体調管理には注意しましょう。
 いつもセミナーで「体の健康・心の健康・お金の健康」なんて言っているのですが、
 どれもガンバリ過ぎるとよくないみたいです。
 「お金の健康」、世界株安・債券安でやっぱりガンバリ過ぎると良くないなぁ
 と反省している今日この頃。
 体・心・お金 どれも同じくらいにメンテナンス!

  【年  金】 奥さんが退職すると、旦那の年金が40万増える例
  【保  険】 女性疾病の保険は得?損?
  【投資信託】 売れ筋投資信託はインド・中国・金鉱資源

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【年 金】 奥さんが退職すると、旦那の年金が40万増える例
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年金の話題、なんだかんだと毎日ニュースが流れていて、年金不安がどんどん増大していって
いるように思うのですが、これから3月に向かってさらに増大するんじゃないかと思います。
すでに5000万件のうち、2割は特定困難なんていう見方が出てきていてこれがはっきりとした
数字で出てくるんじゃないでしょうか。
はっきり言います、「自分でちゃんと確認しましょう。間違いがあるかもしれません」。
20人に一人くらい、もれがあるそうです。
この話題になる前ですが、私の親ももれていて、年金アップしました。
(疎開先から帰ってきて働いた会社が厚生年金に入っていたかどうかなんて、本人でさえ
 忘れている場合もありますよ、そりゃ)

やはり基本は年金制度をしっかり知っておくということが大切だと感じているのですが、
高校教育くらいでしっかり教えられないものですかね。
年金制度は一言では語れませんので、一つだけ例で紹介します。

 —-
 
 ★★ 奥さんが専業になれば、40万(5年間)その後10万円の年金が増えるAさん夫妻 ★★★
 *=========================================*
 *  定年退職をむかえるAさん夫妻(旦那60歳、奥さん57歳)             *
 *  奥さんは最近子供が大きくなったので、昔の知識を生かして給料は少ないながらも  *
 *  (月15万)正社員として若い頃に働いていた職場に再び働きに行ってます。     *
 *=========================================*

   「今年60歳で年金貰えるんですがどれくらいになるんでしょうか」
  
   「旦那さんは60歳から200万、63歳から280万くらいですね。
    でも今、奥さんが働くのを辞めて専業主婦かパートになれば、
    63歳から5年間は40万円、その後は10万円の年金が増えますよ」

   「なんですかそれは。働くのを辞めた方が増える?」
   「奥さんは今、厚生年金のある会社にお勤めですよね。この関係なんです」
   「?」
   「年下の奥さんが65歳になるまでは、扶養手当みたいなものがあるんですけどね、
    今のままだと扶養の条件がはずれるんですよ。『加給年金条件』といいます。
    この条件に奥さんの勤続年数(厚生年金期間)20年未満という条件があるんですけど、
    奥さんは今なら19年ですが、来年になると20年になって条件をはずれますから」
   「・・・・・」
   「奥さんは男性に較べればかなり低い給料で働いておられるので、厚生年金があまり
    ありません。勤続年数が少々変わっても受給額の変化が少ないんです。」

                  加給なし 加給あり
       旦那さんは60歳から   200万      (※1)
            63歳から  ★280万 →320万 (※2)
            68歳~終身  280万      (※3)
       奥さんは 60歳から   40万      (※4)
            62歳から   70万      (※5)
            65歳~終身  70万 → 80万 (※6)

しかしねぇ。ごちゃごちゃと無駄ばかりして、社保庁も何やってんだか。
(公的機関相手にこんなこと言うのも情けないのですけど)
  「自分の身は自分で守る!」 この姿勢が必要だと思います。


     ※1 報酬比例分(200万)
     ※2 報酬比例分(200万)+定額部分(80万)+加給分(40万)
                  加給分は奥さんが65歳まで
     ※3 報酬比例分(200万)+定額部分(80万)
     ※4 報酬比例分(40万)
     ※5 報酬比例分(40万)+定額部分(30万:カラ期間含む)
     ※6 報酬比例分(40万)+定額部分(30万:カラ期間含む)+振替加算(10万)

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【保 険】 女性疾病の保険は得?損?
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 「入院の時のために保険に入りたいんですが」
 「普通の入院にくわえて、女性特有の病気を手厚くした保険がありますよ。
  しかも3年ごとに15万円のお祝い金付きの保険、これ人気です」
 
女性疾病というのは、
  子宮がん・乳がん・子宮筋腫・流産・妊娠の合併症・甲状腺腫・卵巣機能障害などなど

 —————————
 
私、一時間おしゃべりすれば、どんな人でも保険を売る自信があります。自信過剰です。(笑)
問題は、その一時間の時間をくれるかどうかなんですね。
だから保険屋さんはこの時間を作ってもらうために足しげく活動されておられるます。
そういうことは私には向いていないので私は保険営業をやってません。ちなみに保険営業資格も
持っていません。(保険営業って歩合給みたいなものなので絶対向いてないって。)

さて、女性特有の病気の保障を厚くした保険がかなり人気です。
保険会社名は伏せますね、一応。

 「入院一日の給付金、通常疾病入院10,000円+女性疾病入院5,000円」
   しかも、3年ごとに15万円のお祝い金つき!

これが得か!っと言われるとね。
まあ、得でも損でもないのかなぁと。

 【A】上の保険、25歳女性の保険料 月 8,598円(3年間で\309,528)
 【B】別の会社のお祝い金のない同様の保険では
                  月 4,060円(3年間で\148,680)

ねっ、15万円のお祝い金って言っても、それだけちゃんと保険料取っていたりする。
しっかり取っておいてお祝い金がありますよ、ってのも変だなぁなんて思うのですが・・・

実は名前を伏せたのには訳があります。
  最初の保険【A】は、15年更新。すなわち15年ごとに保険料が上がっていく。
  後者の保険【B】は、終身保険でかつ、60歳以上は保険料半額。


単純に考えると【B】の方が得なんです。じゃ【A】がダメかというと、自分じゃ貯められないし
使っちゃうという性格の方、知らないうちに貯まるこのお祝い金のタイプも捨てがたい。
でもって、子供が学生中だけ保障が欲しい。それ以後はムダなのでやめる、なんて方には
決して悪い物じゃない。
 いつまで必要な保障なのか、これが大事。
 
んで、さらに、さらに、言っちゃうと、そもそも

  ●入院の保障が必要なんでよね。それに女性特有の保障を加える必要ありますか?
  ●普通の病気だけの保障じゃ不十分なんですか?

って言う疑問が出てくるのですね。普通の病気で1万円、女性疾病ならプラス5000円。
  「私は子宮が弱そうだから」
入っておいた方が得かな、なんて自分の体を賭けた博打(ばくち)と似ていると思いませんか?
何と言っても、まずは病気の保障でしょう。
  

とは言え、
  「姉も病気になったし、母親もそうだった」
とか、入りたい人はやっぱり女性疾病特約に加入されています。
保険は安心を買うのですから、それに見合ったコストと思えるのならこの女性疾病特約も決して
悪いものではないと思います。現実に「入っていて良かった」と言う人も大勢いらっしゃるはずです。

ちなみに、普通の病気のみ1万円(終身保険料一定:女性25歳)で保険料 月3200円程です。
浮いたお金は使わずに貯蓄できるようになると「運用」なんていう一つ上のマネー感覚が
できるんじゃないでしょうか。

  『自分には何の保障が、何歳まで、どれくらい必要か。』

これがあらゆる保険加入の基本です。でもどんな保険があるか、どれくらい必要かっては、
やっぱり専門家と相談するのが良いと思いますよ。(保険屋さんに行けばタダで相談に乗ってくれ
ますから。最初に書いたように話を聞いてくれる人を探しているのが保険屋さんですのでね。)

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【投資信託】 売れ筋投資信託はインド・中国・金鉱資源
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年明けというか、昨年夏から株式相場が大きく下落しています。
実はアメリカの住宅バブルは3年ほど前から囁かれていました。それが去年ついに!、
ということなのです。ご存じアメリカサブプライムローン問題のせいです。

今ではほとんどの人が「サブプライムローン」という言葉を知っていると思うのですが、1年前に
これを知っていた人はどれくらいいるでしょう? 実は私も言葉さえ知りませんでした。

大勢の人が投資信託を解約するために走っておられます。
今、悪い成績でホットなのがUS-REITファンドで、1年リターンで見るとマイナス20~30%。
一年で3割も下がると嫌ですよね。それでも3年リターンで見るとプラス5%くらいあるものが
ほとんどです。年率1.6%、定期預金よりは良いという結果です。

投信は大局的に見て上がるのか下がるのかを見極めることが重要です。

さて、売れ筋でリターンの良いファンドの紹介です。
  インド株・インドインフラ・中国関連

このあたりはかなり世界株安の影響は受けつつも長期では成績が良い部類です。
そして、株以外への流れとしては、資源関連・中でも「金」関係は上がっています。
またリスク分散から世界高金利通貨債券への投資も活発です。

と、ここまではインターネットで検索すると出てくる内容で、さらに個人的な非常に主観的な
意見を2点だけ申します。

 【金】個人的に好きじゃない。もう私の好みの問題です。
    金の採掘はアフリカが多いのですが、昔の日本の炭坑と同じでかなり劣悪な搾取が
    続いている上に、莫大なエネルギーが使われて採掘されている。この事実を知った時に
    投資目的の金はやらないでおこうと思いました。ただ、原油と同じで、金も工業製品には
    欠かせない物ですから、もう本当に個人の好みの問題です。
     なお、今は行き場の失った投資マネーが金や原油などの商品相場を押し上げいる現状が
    ありますから、そう言ったマネーが流出すると相場下落の要素はかなりもっています。
    ただ実需である新興国需要も伸びており、これとの綱引き状態です。
 
 【高金利債券】
    株と債券はペアで株3割、債券7割にしましょう、なんて言う投資の本が出ている
    くらいに債券は重要です。株より重要とも言えます。リスク分散としてはお勧めします。
    ファンドにより、利回り追求のためにやや不安定な国の債券をポートフォリオに組み
    込んでいるところもありますので、リスク許容に応じて良く見極めてください。
    ただ買うタイミングが問題です。今やヘッジファンドの影響が強くて株も債券も同じ
    ように上がったり下がったりする傾向が強くなり、昔の相反性が崩れてきています。
    ということは、「株と債券」ではなく「株と現金」とか「債券と現金」という組合せも
    あながち間違っているわけではないように思います。例えば、現金7割、株+債券で
    3割。時代の旬に応じて変わっていきますから、自分のポートフォリオでどう分配するか、
    これは本を読んだりネットで調べたり他人の意見も取り入れながら結局は自分で確立して
    いくしかないのかなと思います。

  以上主観的なコメントでした。個人的には政局の安定を見ながら、今後ベトナム・アフリカ
  ・東欧に注目しようと思っています。

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次回、確定申告を取りあげたいと思っているのですが、、、、
  書き始めると際限がなくなるのでどこまで細かく書くかどうするか
  決めかねているところです。

今回のメルマガ、少し長くて済みません。ここまでお読みくださり有り難うございます。

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  ライブリフッド プランニング (竹本隆之)
  http://www.livelihood.jp/
http://ファイナンシャルプランナーに相談.com
  〒616-8106 京都市右京区太秦森ヶ西町18-2
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 配信停止はこちらから
  http://www.livelihood.jp/2info/infolink4.html



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