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過去メルマガ2007年11月号~FP竹本隆之
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2019/05/04

過去メルマガ2007年11月号~FP竹本隆之

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 【暮らしとお金のアドバイザー】
  ライブリフッド プランニング メルマガニュース
                 (2007年11月号)
       (本メールはメルマガ登録の方に配信しております。)
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  秋の紅葉シーズンで京都も大賑わいです。歩いて5分の太秦映画村にも大勢お見え
 のようですが、今年は残暑が長引いたせいで残念ながら、京都はどこもまだ
 「色づき始めた」かな、というところがほとんどです。
 先日、京都3大祭りのひとつ、時代祭がありました。時代祭というのは、ぞろぞろ
 みんなで歩くパレードと言ったらいいでしょうか。いろいろな時代の衣装をまとった
 方々が練り歩くというお祭りです。最近は外国の方が一緒に参加されることも多く
 なったそうです。
 
 今回は少し読み物風ですので、上から順に読んで頂ければ幸いです。

  ●最悪の投資信託
  ●割と良かった投資信託
  ●なんでインド投信を即買いしたか。
  ●日本では学力テスト、思考力に問題
  ●11/26 セミナーします。「マネーと保険の基礎講座」
  ●保険も金融商品(投資)のひとつ。自分への投資という観点も

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●最悪の投資信託 (ついに1/4になった)

 最近いろいろな銀行や証券会社が投資信託の宣伝をしています。
 元本保証ではないと分かっていながら、買う時には上がることしか考えていない
のが人の常というものです。投資信託史上、おそらく歴史に残るであろう最悪の投資
信託のご紹介。1万円→2500円。4分の1になった投資信託です。その名も

  ポーラスター・オプションファンド「盆栽名人」(コメルツ投信)

 大暴落が起こったのが3月で、ブログに紹介してもう半年以上経つのですが未だに
結構アクセスがあります。
 どんな投資信託でも、通常基準価格が1万円から始まります。それが2500円。

 信託というのは、「信じて託する」という意味ですね。
 
   「おいらに金を預けなさい、運用してあげるから。俺はプロだから
    君たちよりはうまく運用できるからさっ! その代わり手数料で
    3%取るね。その後上がっても下がっても責任は買った君で俺らに
    責任は無いから。それがリスクとリターンってことさっ!
    俺のこと信じてお金を預けなさいっ!」
 
 ま、こういうものです。
 プロが運用して、四分の一。素人以下だったのか、素人ならもっと損害があったのか
分かりませんが、こういう投信があったりします。

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●割と良かった投資信託(2年で2倍)

 二年前に私が即買いしたインド株ファンド(ブラックロック投信)。
 今月基準価格が20000円を越えましたすなわち、二年で二倍です。
 リスクメジャー4という、リスクの大きいファンドです。
 インドは、カントリーリスクが大きいところ。パキスタンに広く接していて、その
パキスタンはアフガニスタンと戦争状態。日本の給油活動もこのあたりですね。
 
 リスクが高い分、私の投資額はそれほど多くではないのが残念なところではあるの
ですが、博打じゃないですから、大部分は比較的安全な投資資本に投下して、残りの
一部でリスクの大きいものを選んでいくポートフォリオの構成の一部分になっています。

  -- 農耕民族・狩猟民族 --

 株も投信も本質的には似ているのですが、農耕民族=投信向け、狩猟民族=株式向け、
という気がします。

 ◎一年間の収益=作物がどれだけあるか考えるのが農耕系。
     天候に左右されるけれども、±2割3割
 ◎ある時期に獲物が一杯捕れたり、坊主だったりするのが狩猟系。
 
 こう言い切るとあちこちから反論がありそうですけど、自分がどちら系か考えるのも
楽しいのではないでしょうか。

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●なんでインドを即買いしたか。

 うちのテレビはスカパーで経済ニュースが点いていることが多いのです。為替相場
なんかは刻々と24時間動いますし、アメリカ市場は夜中に開くし。で昔それを見る
ともなく見ていてインドの文科省の大臣のインタビューがありました。
 
  予備知識:インドでは教育熱がさかんで、朝五時から勉強、それから学校行って、
      帰ってから寝るまで勉強、 なんていう小学生がいたりするところです。
      
   「大臣、インドの国立大学の成績優秀者は上位から授業料タダ、減免、となって
    いますが、そういった税金を投入した優秀な人材がほとんど国内に残らず
    アメリカ・ヨーロッパの企業に就職していますね。国民からの批判がかなり
    多いのですがどうお考えですか?」
 
   「今のインドには、残念ながら彼らが働ける場所が少ないんです。でも見ていて
    ください。彼らはきっとインドのために貢献してくれます。海外から戻って
    くる者もいるし、海外で働いていてもインドのためになります。
     ただそうなるためには、彼らがそれなりの地位になるまで待たなければいけ
    ません。もう少しあと数年です。」
 
 
 日本の為政者も、これくらい将来ビジョンのあることを言って欲しいものですね。
 
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●日本では学力テスト、思考力に問題
 
 NHKニュースで全国一斉学力テストの結果が報道されていました。
 
  「平行四辺形の面積も正方形の面積も単独なら計算できる。でもそれが、図形の合同
   とか相似と組み合わされるともう解けなくなる。」
 
 
 私がセミナーをしていると、時々、「えっ!」と思うような人がいます。

 「変動金利の方が固定金利よりいつも低いからいつも得なんですよね」
 「オーストラリアドルの定期預金 金利4%だから日本の0.5%よりずーっと得なんですよね」
 「頭金なしで家、建てるんですけど。」
  (「引っ越し代どうするの?登記代どうするの?火災保険どうするの?
   (ま、高金利の諸費用ローンもあるけど…)」)
 
 
 2つの数字の比較しかできない、「得だといわれた・できるといわれた」、こういう
 純真無垢な人がなんか増えてきているような気がします。
 
 
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●11/26 セミナーします。「マネーと保険の基礎講座」
 
 保険屋さんとタイアップでセミナーします。
 FPフェアがきっかけで知り合った地元京都の保険代理店の方なんですが、やはり、
保険営業でも若年者の知識不足を感じるそうです。『月々の支払と補償額』でしか比較
できない人が増えている。
 
 「定期保険(掛け捨て)」と「終身保険(積み立て)」の違いが分からない。利率が
  変わっていく保険もある。複雑な保険商品も中にはあって、営業するからには
  ちゃんと理解して買って貰いたいんだけど、保険屋さんがセミナーなんかで話
  するとどうしても保険営業が前面に出てしまう。」
 
 『じゃあ、一緒にしますか?』

 という成り行きで、京都リサーチパーク(京都五条)の会議室を借りて
30名限定(無料)で行います。

   第一部が私で「お金とライフプランと年齢別平均貯蓄額について」
   第二部が保険屋さんで「さまざまな保険商品の特徴について」
 
 
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●保険も金融商品(投資)のひとつ。自分への投資という観点も

 保険を使った貯蓄の裏技、終身保険の途中解約。これ往々にして定期預金よりも
いい貯蓄商品であったりします。ま、貯蓄が目的ならば、わざわざ終身保険を
選ばなくとも他に良い商品がありますので、あえてお奨めはしませんが、
10年以上の終身保険なら、こういう側面があるということを知っておいても
損はないでしょう。
 
 月々の保険料を貰った保険会社は、その人が保険請求する時まで定期預金に
しているわけではありません。債券を中心に、株式や不動産・短期貸付など様々な
分野で利回りを追求しています。個人がこれと同じようなことをすれば、どう
なるかという利回り追求方法もこれからは考えていく時代でしょう。
なんてったって『自己責任の時代』ですから。

 時代は『間接金融』から『直接金融』に変わりつつあると言われいます。従来、
銀行・保険経由で借り入れしたり社債(私募社債)を発行したりする資金調達方法
から、上場や公募社債などの『直接金融』に変わりつつあります。同時に、直接
責任がかかる自己責任の時代になってきていると思います。
  
 個人的には、金融商品への投資よりも、『自分への投資』も同じくらい重要な
ことではないかと思っています。「この金融商品は今後成長する(値が上がる)」
という見立ても大切ではあるのですが、それ以前に自分自身『自分の株を上げるには?』
こういう観点も大切なんじゃないかなと思います。

 ●成長していくこと ●育っていくこと ●形が変わっていく過程、

これを自分自身で楽しんでいくことがあらゆる投資には必要な考え方で、どの分野で
これを楽しむのか、これを選ぶのが本来の自己責任ではないのかと。
 子供への投資(ハイリスク・ノーリターンという方もいますが)、これも子供の
成長を期待し親自身が楽しむという現象ではないかのかな、と思っています。
 
 どうも「自己責任」という言葉が、金融機関ほか損失が出た時に
   「俺らのせいじゃないからね」
という言い訳で都合の良くに使われているような気がしてなりません。
 

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  ライブリフッド プランニング (竹本隆之)
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