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- ●定期預金の解約は、元気なうちに
2018/11/21
●定期預金の解約は、元気なうちに
今、親を引き取る準備中です。奈良→京都。
一応、寒い間だけの数ヶ月間の予定ですが、年齢が年齢だけにいつ何が起こるか分かりません。
ここ数年、入退院を繰り返して、一時は動けないときもありましたが、まぁ全体的には、自動車で連れて行けば、小さなスーパーくらいは、杖や手押し車で移動できます。
引っ越しにあたって、ふと気がつきました。
定期預金の事=本人確認のこと!
万が一のとき、定期預金解約できなくなるなぁ。。。田舎暮らしなので都市銀ではなく、地元の信用金庫。もっとも、どこであっても、本人が動けなくなったら本人確認できません。
気になったので、定期預金(&普通預金通帳をもって)信用金庫を訪ねました。
「今すぐじゃないんですが、これを本人に代わって子どもが解約することはできますか?」
(例えば、京都で倒れてそのまま施設か病院へ、というのを想定。
「法的には、後見人とかなんでしょうけど、それをするほどの額じゃないし、第一、頭の方はしっかりしているので、今ならまだ親を連れてこられるし、今は利息もわずかだから、この際普通預金に入れておいた方が良いのかな、と考えているんです」と。)
→ で、そもそも論の金融庁的には、やっぱり本人確認が必要。
だけど、こういう事例は増えているので、各金融機関で対応が異なる、という結果。
今回のこの信用金庫では、この額なら(葬式代程度)、
・印鑑(→当時のね」と、
・本人の健康保険証などの身分証明書、
・それと、もちろん来店される方の身分証明書、
・さらに、現金引き出しではなく、普通預金への振込
→つまりキャッシュカードと暗証番号がわかっていること
で対応させていただきますと。(ちなみに、「息子さんですね、名字おなじですか?」とも聞かれたので、名前が変わった場合は、戸籍謄本とかも見るのかもしれません。)
通帳の履歴とか、不審な点は無いか、どんな事情かなどを総合判断しているようです。で、それはそれぞれの金融機関で違うということ。
●振り込め詐欺とかに慎重な銀行
以前、お客さんから、こんな質問をいただきました。
「もう定期預金の利息が付かないので、ネット銀行やスーパー・コンビニ系の銀行に預け直そうと思っているんですが」
「別に良いと思いますよ、便利なところが一番良いですよ」
しばらくたってから、連絡がありました。
「銀行に行って定期預金を解約するというと、どうも詐欺にまきこまれていると勘違いされたみたいで、『大丈夫ですか』と何度も聞くんですよ。」
「あー、銀行さんは、何に使うのかプライベートなことはあまり聞かないですからね。『何にお使いですか?とか、詐欺じゃないですか』とはっきり聞けばいいと思うんですけどね。」
「お金を受け取ったあとも、中から行員が二人も出てきて、まだ『大丈夫ですか』と聞いてくるんです。」
「きっと、“受け子”が待っているんじゃないかと思われたんでしょうね~」
「で、実は、利息の高い○△銀行に預け替えなんです、と言ったらやっと安心してくれました。なんかこれまでの付き合いを切るようでなかなか言い出せなかったんですよ。」
「ははは、私なら、最初っから、他の利息の良いところに預けなおします!と言いますよ。銀行競争の時代だから、全然気にすることじゃないです。」
信用金庫とか地元の銀行とかで長い付き合いしていると、預け替え・解約を気にする人も、昔は大勢いました。そのために、カレンダーくれたり、誕生日に粗品持ってきてくれたりしたものです。
そう言う点では、銀行さんとのおつきあいも、だんだんとドライな付き合いになりつつありますね~
●ネット銀行の定期預金は、パスワードがあれば大丈夫
ネット銀行でも定期預金が当然、あります。
ただ、口座を開くときとか、身分証明書やいろいろな手続きが郵送で若干日数がかかったり、スキャナで読み込んで「送信」しなきゃいけなかったり、若干面倒ではありますが、パスワードの管理さえ出来ていれば、割と大丈夫な気がしています。(やはり大きな額は、どうか知りません)
でも、逆の話を聞いたことがあります! ご主人を亡くされた奥さん。
「主人の貯金(退職金)があるはずなのに、どこにもない!」
ネット銀行だったのです。奥さんはそれを知らなかった。
おひとり様の終活ノートを見ると、金融機関に保険・その他資産、、、そんな記入欄があります。しっかりメモを作っておくのが良いと思いますよ~
【余談】
私も、50歳を随分越えてきたので、「そろそろかな」とか考え始めています。
→ 実は最近、パスワードノートを作りました。いや、最近ど忘れすることがあるんです。
「ついさっき入ったところのに、、、パスワードなんだっけ?」
これが2回続いたときにノートを作りました。まだ、ネットショッピングとかの分だけですがちょっとずつ増やしていっているところ。
問題は、このノートのありかが・・・ときどき「どこ行った?」と探していたり。(^_^;)
決まった場所を作らないといけませんね。
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