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富を作りだす老後(その5)【連載】
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2018/09/08

富を作りだす老後(その5)【連載】

『富を作りだす老後~6つの選択』

◆老後の選択4 老後グタグタしていて何が悪い?

 
  悪いケース;
    老後が長すぎると感じたときが危ない!
 
 
 リタイア後の最初の頃は、「時間もできた・カネも少しはある」と、楽しい気持ちになります。そう、丁度、ゴールデンウィーク連休初日の気分。だけど、それも「毎日日曜」なら早くてひと月・長くても半年で、生活の質がどんどん低下します。
 
 そして、だんだんとテンションが下がりまくり。なぜかというと、最初は楽しくても、飽きてくるんです。老後が長すぎるんです。(もちろん、これは人によります。)
 
 ひと言でグタグタと言っても、なにがしかの目標や方向性が必要だと覚えておきましょう。
 
「明日は何しよう」これ考えるだけで、毎日が楽しくなります。
 老後はね、20年とか30年とかあるんです、これを忘れないでおきましょう。
 
 

●連休の予定を振り返って、嘆くサラリーマンの例

 
 昔、どっかで読んだか聞いた話です。
 とあるサラリーマンの話。
 ……………………………………………………
「今度の連休は、嫁は子供を連れて実家に帰るけど、俺はいろいろあって俺だけこっちに残る。久々の独身生活だ~\(^o^)/」

 連休が近づくごとに「もう~いくつ寝ると~」状態。そして、もの凄く楽しみにしながら、いざ連休突入!
以前に話題になって見たかったレンタルビデオを一杯借りてきて、酒買って、食糧も買って、いよいよ連休スタート。。。でもふと我に返った。

  ---  俺、先々週からもの凄く楽しみにしてたけど、
  --- 『俺が、したかったことってこの程度のことなのか?』

 そう思うと、空しくなった、悲しくなった。俺の人生でやりたかったこと、ってこんなものなのかと思うと泣けてきた。
 ……………………………………………………
 
 冒頭に書いた、悪いケースとよく似ていると思いませんか?
 
 

●老後の宝探しで、幸福度は決まる

 
 自分の幸せにとって何が大切で、何が不要か? これが分からない人も結構いらっしゃいます。ぐたぐたしたまま最後まで、という方も少なからずいらっしゃいます。
 
 とりあえず、幸せの要素を列挙しました。
 
  自分の大好きな、絶対無くしたくない、
  できればもっともっと増やしたいもの
    ・・・それは、「交流・時間・生活・形・精神」

のはずです。
 
 これを見つけること、再発見することを私は「老後の宝探し」と呼んでます。
 
 この図の中のそれぞれに、「私はこれいらない、これは残したい」、こんな優先順位を付けると、より幸せな人生になります。
 
 逆に、優先順位がないと、絶対に幸せにはなりません。なぜかというと、優先順位がないと言う事は、好きな事がないというのと同じだからです。
 
 

●貯金取り崩しのコストパフォーマンスを考える

 
 私が貯蓄残高グラフを作ると、退職金を貰った直後が貯金の最大ピークとなる人がほとんどです。
 
 まぁ、中には退職金の中から多少投資に回して資産を増やす方もいらっしゃいます。(例えば、アベノミクスの時は五年で日経平均株価は約2倍になりました。)
 
 でも、株で資産倍増! これは結果論であって、最初から「じゃあ退職金全部を注ぎ込もう」なんてギャンブルみたいなことをできる人はあまりいらっしゃいませんよね。せいぜい貯金の1割か2割くらいでしょう。それが多少増えたとしても、全体からみれば大きな額にはならないのです。
 
 つまり、貯金の取り崩しの方が大きくなる。それ以上の儲けが出る人なんて、めったにいらっしゃらないのです。
 
 むしろ、現役時代からコツコツと、貯金や株式や投資信託やその他いろいろ資産作りしてきた人の方が、お持ちの資産は多いように思います。
 
 退職直後の資産がピークだとして、これをどう上手く、自分の人生に活かしてどのように使うか・どうやって最大限のコストパフォーマンスを作るか、これがライフプラン作りの極意となります。
 
 死ぬときに、1000万円残して死んだ人・100万円残して死んだ人。遺族にとっては一杯残してくれた方が嬉しいですが、本人にとっては、「お金を富に変えた人」ほど幸せな人生なのじゃないでしょうか。
 
 そのためには、自分の大好きな、絶対無くしたくない、「交流・時間・生活・形・精神」、これらの要素の内、何が自分にとっての最大優先事項なのかをしっかり考える必要がある! と書いておきます。
 

●幸せ探しはあわてなくても良い

 
 平均寿命でみても平均余命でみても、65歳以降の寿命は20年くらいあります。
 今までやって来たことの中から、「これだ!」というものを探す。ある意味、これは多少の努力が必要なことかもしれません。
 
 というのも、加齢による体の衰えは誰でも必ずやってきます。病気の罹患率も上昇してきます。そういうときでも、「幸せ探し」をしようとすると、努力が必要です。何にも考えていなかったら、人生の転落が始まった、と思ってください。
 
 あわてなくても良いけど、努力も必要。(あまり頑張りすぎるもよくありませんけどね)
 自分や家族が幸せに過ごそうと思ったら、是非、忘れずにいてください。
 



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