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2018/09/02
50歳代の老後設計のポイント
私がクライアントから、ライフプランや、キャッシュフロー表(貯蓄残高グラフ)を作る場合にお聞きするポイントです。
ずばりっ、50歳代の老後設計のポイント! 大公開!!
●現在の収入と家計と貯蓄
(・・・家計の中身は細かくはお聞きしません)
・源泉徴収票か確定申告書が一番わかりやすい
・貯蓄には、有価証券や終身保険も入ります
(終身保険って、家族にとって見れば貯金と同じ。それに契約者なら解約して返戻金がある)
●将来収入のポイント
・お勤め先の規模 (退職金額をなんとなく聞いている人も多い)
・役職定年のあり・なし(55歳で課長を外れるとか・出向とか)
・60~65歳までの働き方
素直に定年延長の会社も増えてきていますが、多くの企業では、「一旦退職退職して、再雇用。給料は勤務時間や残業のありなしで、半分から6割くらいが多い。
・当然、年金の支給予定(ねんきん定期便などで、何歳から報酬比例で、定額部分がいつからか。しかし、最近は、法律の支給引き上げに該当して皆さん大抵65歳までは一円も支給なしが増えています。) これに、奥さんの分も加えます。
●将来支出のポイント
・家の建てかえ/リフォームの必要性
・自動車の買い換え、ほか家電などの耐久消費財
・お子さんの年齢や学年、進路先。独立状況
・お子さんのために準備しておきたい資金(すなわち、結婚・孫誕生)
ちなみに、私の姉夫婦は60歳定年で再雇用。その後、5年間の間に、二人の娘(私の姪ね)が結婚して、それぞれ孫誕生。年金満額65歳までに、これだけのイベントが起こりました。
●親の介護問題のありなし
これ、最近増えてきています。老後ライフだけでなく、住宅建てかえでも一緒。
「住宅ローンを組みたいのですが大丈夫でしょうか? 資金は一旦借りて、今の家を売って繰り上げ返済を考えているのですが・・・」
こういうご相談の場合に、
「将来の両方の親の介護問題は大丈夫でしょうか?」とお聞きする場面が増えました。
ご相談者は50歳代。親御さんがまだまだ元気。でも自分が定年になる頃には、当然、親もその分歳を重ねているわけですね。75歳→90歳とか。
親の年金では足りずに、兄弟で負担しているというのを始め、毎日ではないけれども頻繁に行き来しているとか、場合によっては、働き方や日常生活に影響を与えます。
そして最後、
●相続対策が必要か
相続対策には、4つあります。順番を間違えないでください。
◇どう分けるか・・・・・・・・・・・・・・分割対策
◇どう将来に役立てる・無関係にするか・・・将来対策
◇どう相続税や固定資産税を払うか・・・・現金化対策
◇どう節税するか・・・・・・・・・・・・・節税対策
相続税が掛からない人(3000万円+相続人×600万円 以内の人)は、現金化対策と節税対策は必要ないですね。
相続対策というと、ほとんどに人は「うちはそんなに資産がないから大丈夫」と思うようなのですが、実家をどうするか?
例えば、兄が住むのなら弟の財産相続はどうする?
→ いや、オレが面倒見てきたし
→ いやいや、法律上法定相続遺留分があるし・・・
こんな感じでもめ始めたら、もう【争続】ですね。
私の実家はそこそこ田舎なので、50坪の土地が1000万円していません。ここに古家が残っていると更地にするのに、解体費で数百万円ほどなくなり、古い土地なので売却すると税金が2割ほどかかったり、さらに登記費用が必要だったり。
これを兄弟2人で分けると、一人100~200万円の話。
この額で「今後の付き合いはなし!」なんてなったら親が天国で泣きますよ~。(でも結構多いんだな)
こういうもめ事が起こること自体が、幸せな生活でないので、できるだけ避けたいと私は思っています。
以上のことを考えつつお話しをお聞きしてお答えしているのです、はい。すべては、幸せな老後のため♪
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